「ああ、これで明日からまた頑張れる」
そう思えた私のお休みの日。本当に心が休まり、ぽかぽかと心が温まるような日だった。そんな留学中の私のお休みの日を紹介する。

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留学先の寮で初めてゆっくりとした休日を過ごした日。その日までは本当に忙しい日々を送っていた。故郷と家族から離れて一人遠いところに来た私を待ち受けていたのは、たくさんの新しいものだった。

言葉はもちろん、食べ物や水、生活習慣も全く違う。日本では当たり前だった大好きなお風呂も、ここにはシャワーしかない。それに、食べ物も日本とはまったく違う味付けで、いつも「これはなんだろう?」とちょっとドキドキしながら食べていた。だから、その一つ一つを受け止めて、授業についていくための予習復習をするのにずっと必死だったのだ。

でもその日はちょっと違った。
授業にも慣れてきて、授業の予習復習、そして宿題も全て終わっていた。じゃあせっかくだから観光にでも行こうかな、とは思わなかった。とにかく、私は身体は疲れていなくても、心が疲れていたので、一日中ゴロゴロのんびりすることにした。

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前日から、私は目覚まし時計を設定せずに寝た。久しぶりにたっぷりと睡眠をとって、起きたのはなんとお昼前の11時。これは寝過ごしたな、とちょっと後悔。でもすぐに気を取り直して、身支度を整えて早速寮の外に出た。
寮では自炊ができないし、学食はとても安いので私はよく学食を利用していた。
朝ごはん兼昼ご飯は、豚肉と卵とレタスのベーグルに決定。寮の部屋で紅茶と一緒に食べることにした。
豚肉がたくさん挟まっていたけど、しゃきしゃきしたレタスと、ピリ辛なマスタードソースのおかげで、意外にもぺろりとたいらげてしまった。

お腹が満たされると、次は洗濯をした。私は洗濯や掃除が嫌いではない。どんどんキレイになっていくのが気持ち良いからだ。その日は天気も良く、干した洗濯物も良く乾きそうだった。
洗濯物を干し終えると、お菓子を食べながら、久しぶりにSNSをチェックしたり、ゲームをしたりして過ごした。

留学をして、私は今までSNSやゲームをしすぎていたのだと思い知らされた。それまで本当に最小限しか触っていなかったので、いかに私が長時間触っていたのか、どれだけの時間を無駄にしてしまっていたのかがよくわかった。それらがなくても、周りには多くの面白いことがあるということや、また、人との関わりの大切さに改めて気づかされた。この時のことは日本に帰っても絶対忘れたくない。

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夕食はルームメイトの二人と一緒に食べた。
またまた未知の食べ物に挑戦!本当に見たことがないような見た目をしていて、少しためらったけど、ルームメイトたちと一緒にパクリ。
うーん……。
何とも言えない味にお互い顔を見合わせて苦笑いした。でも、そのあとなぜだか愉快な気持ちになって、三人で大笑い!結局あまり美味しいとは思えなかったけど、とても楽しい経験ができた。

その後はルームメイトたちとお菓子をシェアしながら自分の国のことを話し合った。私はその瞬間が奇跡のように思えた。
今まで異なる国で、異なる文化で過ごしてきた三人が、一緒の部屋に集まって話をしている意味は理解していたけど、本当はよくわかっていなかった異文化交流を楽しんだ。彼女たちはとても勉強熱心で、自分の将来の夢もしっかりと持っていた。
「これは私も負けていられない!」
「もっともっと頑張ろう!」
そう思えた。

本当はもっと話していたかったけど、明日からまた忙しい日々が始まる。でもそれが億劫ではないのは、このゆっくりとした時間と素晴らしいルームメイトたちのおかげ。また忙しくなるけど、乗り越えるための気合はバッチリ。
明日はどんな新しいものに出会えるだろうと、ワクワクしながら眠りについた。