2022年1月4日に書いた「2022 やりとげること」というリストが今、私の目の前にある。
10項目あるそのリストのうち、4項目にはチェックが付いていた。
達成率40%。まもなくもう一つ達成する予定だから達成率50%で終わるだろう。
勝率50%。まずまずじゃないだろうか。

◎          ◎

やりとげることリストを分類してみた。
会社から資格合格祝い金がもらえる項目が3つ(そのうち1つは10万円という大金。4月に取ったけど何の役に立つか不明)。
趣味で取りたかった資格が2つ(2つとも先日取ることができた。趣味を続けてさえいれば必ず取れるものだったからこれは予定内。ちょっとずるいな)。
資産の増加を願うものが1つ(大幅に足りず達成できなかった。来年こそ、必ず)。
10項目には、浮かばなくて無理やり付け足したと思われるものが1つ(殴り書きのように「日々感謝!」と書いてある。いいことを書いてある風だが達成条件不明。そしていつの間にかチェックが付いていたから、私はきっと毎日何かに感謝しているのだろう)。
ここまでの7項目のうちで4項目を達成した。
そのうち3つが資格に関することなので、なんだか寂しい。
合理主義に走る女みたい。実際そうなんだけど。
だから資格に関係ない残りの3つを、年末までに残された2ヶ月で達成したいと思う。

◎          ◎

1つ目。餃子を作る。
これはすぐに達成できそう。なんだったら今日にでも。
逆になぜ今まで放置していたのか不思議なくらい。
でもよく考えてほしい。餃子って作業工程が結構多い。
野菜を刻む、肉を練る、包む、焼く。
別にこの工程が嫌いなわけじゃない。
大学生の頃やっていたアルバイトのおかげで餃子はかなり早く包める。
見た目の綺麗さは店長のお墨付きだ。
ちなみにアルバイトは居酒屋の店員。少なくとも中華料理屋ではない。
何はともあれ、準備が面倒くさいだけなのだ。
言ってしまえばいつでもできること。
人はそういうものを後回しにするんだなあ、と妙に実感した。
餃子、作ります。
今日、いや明日、いやいや来週かな。2ヶ月以内に、作ります。

2つ目。Aとピクニックに行く。
Aというのは私の友人。
今年は一緒に旅行に行ったし、結構な頻度で会った。
だけどピクニックはしていない。
1月の私よ、なぜわざわざAとピクニックに行くと名指ししたのか。
難易度が無駄に跳ね上がったじゃないか。
ピクニックに行く、と書いてあれば実は達成していたのだ。
予定外だったが、たまたま別の友人と夏に公園でコーヒー片手におしゃべりした。
あれをピクニックと呼んでいいのかはわからないが、外で飲み物片手にぼんやりすればピクニックだと私は思う。誰がなんと言おうとあれはピクニックだ。
だけどその相手はAじゃない。そして今は11月。風がかなり冷たい。
こんな時に外でピクニックなんてできるのか。正直に言って私はしたくない。
カフェに行く前にでも公園に寄ってもらおうか。
それを私流のピクニックとしてもいいだろうか。
Aに相談しなくてはならないので、この項目はひとまず保留。
きっと史上最短のピクニックになると思う。

◎          ◎

3つ目。一人で遠出。
「遠出」の受け取り方によるが、きっと県を跨ぐことだと思う。
今私は猛烈に京都に行きたい。
ちょっと行って帰ってこようかな、なんて毎週金曜日に悩むほどだ。
そして土曜日の朝起きて、今日はいいかなで終わるまでがワンセット。
気付けば今は11月。もうウダウダしている時間はない。
これからの2ヶ月の間に、会社都合によってできた3連休がちょうどある。
この時行かずにいつ行くのか。
いざ行かん、京都。今こそ京都に行くときだ。そうだ、京都に行こう。
もし私の元気が出なかったら隣県に行くことでよしとしよう。
私の仕事先は隣県だから、通勤で達成としてほしい。

2022年はなんだかあっという間に過ぎてしまった。
いや、2022年に限らず毎年こんなことを言っている気がする。
去年に比べて今年の私は少しでもいい女になれただろうか。
そのために作った「やりとげることリスト」だ。
気持ちよく新年を迎えられるように、残り2ヶ月、足掻いてみたい。
まだ2022年は終わってない。