デスクの上は散乱していて、いつもと同じ残業だった。
クリスマスとか関係ない。
だけどむしろありがたかった。
12月25日はできれば出歩きたくないと、いつからかそう思っていた。
なんだか惨めな気持ちになるから。
街が騒がしいから。
外は寒いから。
そんな言い訳を並べてみたけれど、どれもしっくりこなかった。

オフィスの電気を消して、扉の鍵を閉めたのは私だった。
プレゼントなんていらないから、そこの自動販売機に売っている缶コーヒーが欲しい。
お疲れって言って渡してよ。

あぁ、私は貴方だけを待っていたんだなぁ。