「クリスマスに何も欲しくない」という願いを、彼は叶えてくれた
デビュー50周年を迎えたユーミン、丸ビル20周年、新丸ビル15周年を祝う「Marunouchi Bright Christmas 2022~YUMING 50th BANZAI!~」とのコラボ企画です。通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
デビュー50周年を迎えたユーミン、丸ビル20周年、新丸ビル15周年を祝う「Marunouchi Bright Christmas 2022~YUMING 50th BANZAI!~」とのコラボ企画です。通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
わたしは常に予防線を張って生きている。
そのうちの1つが、男性から物をもらわないこと。
別れたときに、形ある物が手元に残り、思い出すきっかけとなるのを避けたい。
そのために、できうる限り、物をもらわずに生きていきたい。
もちろんそれは、彼氏とて例外ではない。
初めて付き合った彼氏とクリスマスを迎える少し前、彼にお願いをした。
「クリスマス、わたしに何かを贈ることはしないでほしい」と。
いつか別れることを前提にそんなことを言ってるとは露知らず、彼はそれを叶えてくれた。
「何も欲しくない」というわたしの願いを、彼は叶えてくれた。
“わたしが望むものをくれた彼”は、ちゃんとわたしのサンタクロースだったんだと思う。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。