社会人になってから、自分は受け身で生きてきたんだと気付かされた。人に対して、期待することが多かったのだと感じた。自分から、何か働きかけないと、変化はないのだと思った。
成長する必要があると感じながら、家族に対する気持ちを、改めて書こうと思う。

◎          ◎

私は、5人家族の末っ子である。6こ上のお姉ちゃんと、2こ上のお兄ちゃんがいる。2人とも、家を出て、今は私と父と母との3人暮らしをしている。

周りの子が一人暮らしをしたいと言っていた時も、就活をしていたときも、私は実家から出たいという気持ちが全くなかった。「ただいま」と帰ってきて、「おかえり」の言葉が返ってこないのは想像できないと思ったからだ。寂しがりやだし、甘えているのだと思う。
社会人になってから、周りの働く大人をみて、自分は、なんて受け身の姿勢なのだと気付かされた。全く、自立していないじゃないかと思った。

◎          ◎

2年前、兄が一人暮らしを始めたと同時に、ちょうどコロナ禍になってから、母と父との3人暮らしが始まって、母の注意が私に多く向けられるようになった。身の回りのことに前以上に気を遣おうと思い、生活していたつもりだった。時間がある時に料理をしてみたりして、しっかりしてきたかな、と思っていた。

でも、今の私の生活の裏には、母からの数多くのサポートがあるのだと思うのだ。洗濯物を干す、ご飯の支度をする、掃除をする、もっとあるぞ、シャンプーの詰め替え、歯ブラシの交換、生理用品のストック……。そして何より、一緒に生活をすることでお互いにたくさん影響を与え合っているのだと思う。

特に、コロナ禍になって人に会えない期間は、家族と過ごす時間が前以上に増えた。そして、家族がいたことで救われたことが沢山あった。一人になって、物事を考えていると良くないことばかり考え、気持ちが沈んでいた時もあったが、母が私を外へ連れ出してくれた。
社会人になるまでの間、家族とたくさん出かけたりご飯を一緒に食べた。コロナ禍で、より家族との時間を大切にするようになった。

◎          ◎

私は、家族の誰かが落ち込んでいると、一緒に少し悲しくなる。家族の誰かが楽しそうにしていると、わたしも楽しくなり、楽しいことをたくさん想像する。たまに静かにしたいと思っている時に、母が話しかけてきたりする。

反対に、私がたくさん話したい時に、家族は他のことに夢中になっている。誰かが、ちょっとしたハプニングや嬉しいことがあると、ご飯を食べながら、それをみんなで共有する。
一緒に暮らすとは、自分の思い通りになるわけではないけれど、イライラしたり、疲れたり、興奮したり、父が母に頼っているのを見てもっとしっかりしたら良いのに、と人のことを言えないのに思ったり、色々感情的になったりする。豊かだな、と思う。

◎          ◎

この日々を、大切にしたい。
私がいつか結婚して、違う家に住む日が来るかもしれないけれど、家族への気持ちは、ずっと、ずっと、ずっと、持ち続けると思う。感謝している。
今より、もう少し自立して、家族にも、周りにも良い影響を与えたい。