2023年。私の人生の中で、大きな分岐点となるだろう年。
私は現在在籍している大学から、さらに別のところへ進学して、今よりもっと学びを深めることになる。新しい環境。新しい仲間。新しい人間関係。初めての電車通学。すべてが新しいことだらけで、期待もあれば心配もある。
それにこの年齢になると、高校や大学の同級生は就職することがほとんどだ。これからはその友人たちとも、会ったり連絡したりする方法が変わってくるだろう。社会人と学生では、話が合わなくなるかもしれない。そういう不安もある。

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だけど、この新たな一歩を踏み出す年の私のテーマは、「楽しむこと」だ。

周りとどんどんかけ離れていく状況。着実に歩んできた道での挫折。安定しない自分のメンタル。急に思い出してしまったトラウマ。2022年を過ごすなかでは、楽しむ余裕なんてほとんどなかった。最近になってやっと、生活の中に楽しみを見いだせたくらいだ。それまではもう葛藤と混乱ばかりが続いていて、毎日を過ごすのがやっとだった。
だから、今年はゆとりをもって楽しみたい。

具体的には、まず自分を一番大事にするということだ。絶対に忘れないでおきたい。
2022年の丸一年をかけて得た知見だ。できるだけ楽をして、いらない努力はしないで、たまには人に任せておく。周囲に頼ってもいいし、迷惑をかけてもお互い様。余計な強がりや隠し事はしない。自分は自分なのだから、周りと比べたりしないで(内心比べてしまうけれど)、自分に今できることをすること。

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それから、趣味を広げたいと思っている。
今も好きな趣味はいろいろとあるけれど、そこから発展してみたい。
例えばピアノなら、難しい曲への挑戦や、作曲、アレンジ。絵なら、今まで描いたことのないジャンルの絵を描くとか、水彩画や油絵に挑戦してみるとか。ヨガなら、180度開脚を目指してストレッチをするなど。他にも読書など、発展できそうな趣味はいくつかある。ハリーポッターを読み切るとか、英語の本をそのまま読んでみるとか。
挑戦してみて、ちょっと敷居が高いと感じたらそこでやめていい。何かで嫌になったら、いったん距離を置いてもいい。でも、新しい挑戦は新しい発見をもたらしてくれる。悶々としがちな日々の中で、いい刺激にもなる。趣味の時間が、心のゆとりを作り出してくれることもある。

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私は本当に頑張り気質で、特に勉強には全力で取り組んでしまうタイプだ。進学してもそれは変わらないだろうし、今は意識的に抑えているがやっぱり限界がある。「できるけどしないでおく」ことは、私にとって結構むずがゆいことだ。どうしても楽をできない自分が、今もどこかにいる。それも、こうやって趣味の時間を持てば、いったん視界を広げて冷静になれるような気がする。世の中勉強だけじゃないんだと。

何が起こるか分からない2023年。世の中もきっと、コロナや世界情勢の関係で少しずつ変わり出す。この一年が終わるころには、「楽しい年だった」と言える私でありたい。