人に質問することが好きだ。単に無言の空間が苦手で、会話をするための糸口として質問しているのだが、なんだかんだ会話が弾むし質問は好きだ。
質問「100万円あったらどうする?」はあるあるネタである。
仕事の企画で宝くじを模したものをしていたのだが、その時も職場の上司、後輩関係なく全員に「6億あったらどうします?」と吹っかけた。
仕事中にもかかわらず、みんな丁寧に答えてくれるのだ。優しい。5回答というサンプルの少なさは目を瞑ってもらうとして、大体家のリフォームや、新築を建てるなど、家関係の回答が多かった。皆、真面目だなと思った。

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質問して満足をしてしまうのだが、そもそも自分は100万円(6億)あったらどうするのか。これがまぁ思いつかない。質問するとそっちはどうなの?みたいな感じで、逆質問されることも多いのだが、この時は「学生の時は、好きなサッカーチームのスポンサーみたいなのになって、好きな選手を自チームに引き抜きたいみたいなことを言ってました」と返した。「流石に6億じゃ無理では?」という話になったが、今はこういった夢すらも出てこない。

元々物欲というのがあんまりないと思ってる。現状なくて生活できているものはいらないという考えだ。なお、捨てられないというタイプも併せ持っているため、物は多いと言われるが。
そしてなによりケチでもあるので、友人たちとショッピングに出かけても爆買いはできない。気に入った1点、それもセールで購入し、一張羅としてずっと着るのだ。100万あったとて、それこそ服や化粧品などを買い漁るかと言われたら……。うーん、あんまりしっくりこない。
やってみたいことはある、アイドルのおっかけをしているため推しが出ている雑誌の連載を初回から集めてみるとか、ただ言ってるだけでやれない気がする。

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物欲がなくとも、人から何かプレゼントしてもらうのは嬉しい。センスがないと自負をしているので、人からもらったものなら、へんてこじゃないし、安心だと思ってる。根拠はないが。
そして、私自身も人へのちょっとしたプレゼントが好きである。これは自分でも意外だった。ケチだし、人に金を使おうなんて気があるなんて、思いもしなかった。
なにかを貸してもらったとか、話を聞いてもらったとか、人によっては、わざわざすみません、みたいな微妙な空気になるようなちょっとしたことでもチョコとかクッキーとか渡している。
この組み合わせはどうかな?とか、お店やネットサーフィンで吟味している時間も好きなのだ。まぁ、結局は自己満なんだが、ここからまた話のタネになると思えば、少々の出費も悪くないだろう。

よし、100万は人のために使おう。みんなにめちゃくちゃちょっとしたプレゼントをして回ろう。100万もある。100万もあるのだからちょっとしたものでもなくていいのかもしれないけど、嫌味がない方がいい。
本音を言えばちょっとお返しがあれば、そしたら嬉しい。まぁ、100万ないけど。