私は話すことが好きです。おしゃべりで人懐っこくてコミュニケーション能力が高いとよく言われます。話すままに文章を書くのなら、できなくもないと思っていました。
文章を書くことといわれて、改めて思い返してみると、小中学校では国語の授業の作文、夏休みの読書感想文、卒業文集で書いたぐらいでしょうか。
大学生になってからは毎週のようにレポートを書くことになりました。これが難しくて、なかなか進まなくて苦手意識ができてしまいました。

今の世の中、たくさんの人がいろんなネットの世界で文章を書いているのがとても不思議です。というか嫌いです。日常をつらつらと書いているだけの文章を人目にさらすなんて、自分なら恥ずかしいと思ってしまいます。承認欲求なのでしょうか?私には不特定多数の人のいいねが欲しいという人の気持ちがわかりません。文章の書けない人のひがみといわれるかもしれませんが。

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先日、ゼミの友人たちとプレゼンテーションコンテストに参加しました。
その時は頑張って文章を考えました。自分たちの活動を知ってもらうためのプレゼンだから、どんなふうに伝えればよいかみんなで意見を出し合いました。
人前で発表することはとても楽しかったです。ちょっと低い声で落ち着いてゆっくりわかりやすく話すことを意識して発表しました。

必要があれば私も文章を書くことができました。でもそれは自己満足ではなく、公共性のあるものでありたいと思います。
独り言は日記や心の中だけでいいのではないでしょうか?感情の垂れ流しのような文章があふれる世界はいらないと思います。ましてや匿名を良いことに人を批判したりする文章はもってのほかです。絶対に許せません。

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本を読むのが昔から好きなので、結構たくさんの文章に触れてきました。魅力的な文章は人を引き付けるから、みんなが夢中になって読むベストセラーが生まれるのでしょう。ハリーポッターシリーズが特に好きで、どんなに分厚くてもあっという間に読んでいました。もちろん映画も全部何度も観ました。

原作のあるものを映像で見たときに思うことは、文字から想像した世界のほうが心に残るということです。映画の世界ももちろん楽しいけど、固定されてしまうところがあります。
監督やプロデューサーの解釈した世界であるということでしょう。それはそれでありだし、悪くないけど、自分だけの世界のほうが自由に自分好みにできる良さがあります。だからより本に魅力を感じるのだと思います。

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良い文章、魅力的な文章は大歓迎です。これからもたくさんの文章に触れていきたいと思います。
読むことはできても書くことはまた別の話で、やはり難しいです。大学生活が終わって就職したら、文章を書く機会もだいぶ減るでしょう。
今回文章を書くことというエッセイの課題がなければ改めて考えなかったことでした。自主的に書くことはあまりないと思いますが、必要な時には頑張って思いを伝える文章を作りたいと思います。