私が未来を変えることは難しいかもしれないけど、普段から感じているモヤモヤしたものをここで吐き出させてほしい。

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私は昔から生理痛が酷い。生理前から体調を崩しがちで、元気な私は月に数えるほどしかないことに最近気づいた。生理用ナプキンだって安くないし、毎月のことながらしんどい。

母や祖母に言わせてみれば、それは子どもが産める女にとって唯一の特権だという。辛いのはみんな一緒。みんな我慢しているし、病気でも何でもないと。
こんなに辛い思いをして何が特権なのか、今だに私には理解できずにいる。

テレビのCMでピルをオンラインで処方できると知り、衝撃だった。"ピル＝避妊するために服用するもの"と認識していたけど、それは結構古い考えで、今は生理不順やPMSにも効果的だと知った。

他にも「ミレーナ」という避妊リングを子宮に入れることで、避妊効果や月経過多などの改善ができるというものまであると聞いた。
当然、その間妊娠は難しいけれど、私はそれでもこの辛い生理痛から解放されるのならありがたいと思った。
私が知らない間に、世の中はどんどんアップデートされていた。

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ただ、それを試してみよう！と踏み出すことができなかった。
1人の女性として、「妊娠ができない」という状況になったとき、堂々とできるのか。恥ずかしながら世間体がどうしても気になってしまう。

私は既に結婚をして3年が経つ。
まだ子どもを産むことは考えていない。今は働くことが好きだし、趣味も増えてきたし、やりたいことがたくさんある。

しかし、親戚の集まりがあると、子どもはまだか？と総攻撃を喰らう。
若いうちに子どもを産みなさい、というジジババの説教が始まり、毎度憂鬱になる。
旦那の給料で十分やっていけるだろう、と口を揃えてみんなが言うけど、そういうことではない。仕方なく子どもを諦めているわけではなく、これは私自身が選んでいることなのに全く理解されない。

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もちろんこういった悩みは、女性に限ったことではない。
この鞄が欲しい！とネットで見つけたならば、「レディース」との表記。
「これ、レディースやったわ」とよく諦めているのが私の夫。
私は、「レディースなんて関係ないし、買えばいいのに……」と言うけど、結局買わずに終わっている。

最近はユニセックスの商品も多くなってきて、性別を気にしない人が増えた。もちろん男女は身体のつくりが違うし、区別が必要なこともある。ただ、選択することに関しては自由。やはり男と女は別物という考えが根強く残っているのだと思う。

話は変わるが、最近観た動画の中で、某女優が「私、若さに抗おうとしてるんです」と話していた。
「若いから何でもできるでしょ」「若いから今のうちに頑張らないと」と言われるとしんどい。早く歳を取りたいと言っていた。
ひどく共感したし、そう言ってくれる人がいることに少し安心した。

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性別や年齢といった、勝手にわかりやすい特徴で人を判断して、勝手な価値観を押し付けられる。
選択肢はたくさんあるし、もう答えはわかっているのに、意味のわからない誰かの価値観が邪魔をして、なぜか遠回りをしてしまうことにずっと違和感があった。

自分自身は"何か"でなければいけないという暗黙のルールは、正直生きづらさを感じる。

日本は素敵な国だと思う。
これだけ私は文句を言っておいても、日本が好きだし日本人で良かったと思う。便利なものが溢れていて、それにたくさん救われることがある。実際にいろいろな恩恵を受けているわけで…
ただ、時々、それを選択する自由が奪われてしまうことはもったいない。苦労することが美徳と思いがちな日本人。楽をすることがそんなにもダメなことだろうか。

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私は女である前に、誰かの妻であり、会社員であり、甘いものが大好きであり、わがままであり、めんどくさい奴だ。
いちばんわかりやすいもので私を区別しないでほしいと強く願う。

こんな文章を書いたって、簡単に何かが変わるわけじゃないと世の中は言うかもしれない。そんなに文句があるなら、早々に諦めて、私が日本を出ていけばそれでいいのかもしれない。
ただ、なぜみんな、変わらないことが前提なのか。
よく、世代交代を待つしかないと言う人もいるけど、じゃあいつまで待てばいい？

きっと声を上げなければ、何も進まない。
少しでも希望があるなら、私は声をあげ続けていきたいと思う。