訪れている幸せに後から気づくのは嫌だ。だから先につくることにした
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
私は、自分に甘い。毎日好きなタイミングで、自分に1つだけ、ご褒美やボーナスをあげてしまう。例えば、課題が早めに提出できたら目立たない程度のネイルをするとか、早起きできたら化粧水を少し良いものにする、とか小さなことだ。
そんな私でも、幸せが身近にないと感じることが一時期あった。そのときは、幸せは待っていたら、いつかは来るかもしれないと思っていた。けれど、訪れていた幸せは、後になって気づいた。そんなのは嫌だった。そのときの幸せには、そのときに、ちゃんと気づきたい。
だから、自分から気づける幸せをつくればいいと考えた。自分に甘すぎると言われるかもしれないけれど、毎日のちょっとの自分へのご褒美が、私に、ほんのすこしの余裕をくれる。沈んだ気持ちや日々の反省も「なんとかなるよ」と思わせてくれる。ご褒美さえ与えれば、何とかなる、かわいい人間、それが私だ。
だから、常に明日の、ご褒美は何にするか考えている。最近、唇の乾燥がひどいから、新色の保湿リップでも塗ってみようとか、久しぶりに散歩でもしようかな、とか。そんな時間も含めて楽しいのだ。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。