これが病なら、名前をつけてほしいと思う。
「スケジュール帳に空白があると、不安でいてもたってもいられない病」
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金曜日は人並みに嬉しい。
1週間頑張った~~という気持ちには一応なる。
でも、だからといって土日が休みなわけじゃない。
正確に言うと、自分で自分に土日も仕事を振って出勤している。
社会人になって2年目に突入した。
私は休み方がよくわからない。
何度も友人からワーカホリックだと笑われた。
お金に困っているわけじゃない。
でも、なんだか、「何も予定がない日」があるとソワソワしてしまう。
どんなにハードスケジュールでも、何かしないとという焦りはわきあがってくる。
幸い、今は3つの仕事を掛け持ちしていて、仕事がなくて困るということはまずない。
仕事があるということは幸せなことだ。
社会に必要とされるというのはありがたいことだ。
必要とされているうちは、やらないと。
そんな「私の中の私」が、私を突き動かす。
他の人に対しては全くそう思わないけど、自分が休むことを許すことができない。
「ワーカホリック」はむしろ褒め言葉。
書いていて気づく。自分って生きづらそう。
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美容院やマッサージに行くのが好きだ。
でも、あくまでそれらは仕事と仕事のあいだの隙間時間ができてしまったときの、隙間を埋める手段でしかなくなってしまった。
趣味も人並みにあるけど、趣味に費やす時間は何ヶ月も前から計画的に決めて、そのときは仕事の予定を入れないように気をつける。
なんなら、睡眠時間を削って、仕事の日にいつもより少し早起きしてそのぶんを趣味の時間にすれば良いのでは?と思っている。
なんだかせわしなくて、生き急いでいるような感じもする。
自分の考えって極端だし不条理だよなあっていうのもわかる。
そして、正直心身ともにつらくなることもある。もうアラサーだし。
でも、実はそんな自分が好きだったりもする。
結局は、動き回っていると安心するわけだ。
立ち止まる時間があると、否応なしに自分と向き合わざるをえなくなる。
「休まないで働く自分すごいでしょ」
「寝てないけど頑張ってるのえらいでしょ」
きっと私はまだそんな次元に取り残されているんだろうな。
それはそれで仕方ない。
「今日はなにしよっかな~」
こんな言葉から始まるいちにちがいつか訪れればいいなと思う。
まあ、自分次第なんだけども。
オフってどんな感じなんだろう。
その日に今日やることを決めて…、あ、決めないのかな?気の向くまま?
意外となにも思いつかなかったりするのだろうか…。
いつか訪れるかもしれないオフの日を夢みながら、今日も仕事に行く準備をする。そんな日曜日。