私は夏に向けて、これまでの人生最大級に健康に気を遣って過ごしていると言っても過言ではありません。この夏までに体重を40㎏まで減量し、腹筋を割ることが私の目標です。
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私の趣味はとにかく美味しいものを食べること。大戸屋の定食はご飯大盛り、ラーメンは麺増量が必須でした。それで食べた分のカロリーを消費していればいいのですが、運動に対して全く興味を持てず、中学は帰宅部、高校はボランティア部に所属し、運動が苦手だから機会を減らし、それがさらに運動への苦手意識を高めていきました。
そんな人生を歩んだ結果、昨年夏に受診した人間ドックでは「やや肥満」と診断されてしまいました。当時、年齢28歳、身長154.8㎝、体重46.0㎏。この数字だけみればBMIは19.2で普通体重です。しかし、体脂肪率は30%でした。女性の体脂肪率は30%から軽度肥満に該当するそうです。
思い返せば、以前、腰を痛めた際に友人の理学療法士さんに診てもらったところ、筋力がなさ過ぎてこの年までどうやって生きてきたのか分からないと言われたことがありました。当時は、問題なく生きられているのだからと気にしませんでしたが、数字で「肥満」だということを示されたのは正直ショックでした。
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その結果を受けて、今年の夏の人間ドックに向けてダイエットを始めました。開始当初はランニングマシンで1日5キロ走ると決め頑張っていましたが、やはりどうしても運動が嫌いのため取り掛かるまでに時間がかかり、自宅アパートの地下階にある小さいジムスペースに行くまでに1時間もだらだらするようになってしまいました。
これでは効率が悪いと思い、今は自宅でできるように筋トレ一本に絞ってトレーニングしています。出不精な性格はこんなところでも不利に働くのかと自分の性格にうんざりです。でも、腕立て伏せなんてものはこれまで一度もできませんでしたが、今は10回程度ならできるようになりました。
加えて、食生活にも気をつけるようになりました。家系極太大盛りラーメンを食べるのが1週間の唯一の楽しみでしたが、ラーメンはさっぱり細麺系にし、替え玉も1回までと決めました。夕食もカップ麵やインスタントヌードルを1.5人前食べていましたが、お肉と野菜中心の食生活に切り替え、お米を抜くようにしました。
「麺をすすりたい欲」を抑えるのは容易ではありませんが、これを食べたらあの辛かった運動時間が水の泡だと思うと、弱い私への抑止力になりました。それでも毎日重い腰をあげトレーニングするのには毎回エネルギーが必要ですが、ダイエットを始めてから半年で4㎏の減量に成功しました。胃下垂だということを差し引いても醜い餓鬼のようだったお腹も少しへこみ、うっすらとではありますが線も見えるようになりました。
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これまでの人生で運動もせず、好きなものを食べたいだけ食べてきたツケがまわってきているのだろうと思います。しかし正直なところ、これ以上運動量は増やしたくないし、これ以上食事量を減らしたくもありません。目標体重の40㎏まではあと2㎏。8月の人間ドックに向けてあと2ヶ月でどれだけ整えられるか分かりませんが、体脂肪率を下げ、肥満を脱出できるように頑張ろうと思います。もし痩せられた際には、それを維持できるようにするというまた新しい目標ができてしまうことは憂鬱ですが、健康であることに感謝して過ごしたいと思います。