2023年ももう終わるとか早すぎてドン引きしている。

誰かが言うには、年を重ねたほうが時の流れを早く感じるようになるらしい。その現象ってすごいよね。私自身も、学生の頃より遥かに早いのわかるもん。

だしそれってなんか根拠もあるらしいし、なんだっけ、生きてきた年数が長くなればなるほどに、1年に対する分母が大きくなっていくから、1年が過ぎるのを早く感じる的な、そんな風なことを聞いたことがある気がする。

確かに……と思う。15分の1より25分の1のほうが早く感じそうだもんね。このまま30になってもっと早く感じるようになるとか嫌だよ。毎年、毎年をちゃんと愛して過ごしていけたらいいのだけど。

◎          ◎

今年のうちにやりたいことをあげるなら、まあとりあえず……彼氏を作る!とか言って、でも彼氏はいてくれたほうが冬はあったかいからさ、ぬくもりが欲しい……でもそんな惰性で作ってもどうせすぐ別れて終わりだよなんてひねくれた考えの私が言っている。

大学生の頃、クリスマスに彼氏とデートして、アフタヌーンティーで可愛いお菓子を一緒に食べたり、夜景の見えるディナーに連れていってくれたり、私の好きなブランドのクリスマスコフレをプレゼントしてくれたり、帰り際に車でキスしてくれたり、ああ、あんな甘いクリスマスデートをしたい……したいよ私は……!っていう思い出のなかにすぐ逃げ込んでしまう私の悪い癖。

思い出も年を取るたび美化されている気がする……恐ろしや。

彼氏というものに関して、大学を卒業してからは、マッチングアプリとやらで男の人との出会いを探しているけど、そうめったにいい出会いをすることはない。何をもっていい出会いと言うかもあるけど、学生の頃のように、同級生や先輩や後輩などと付き合うほうが何倍も楽だったなと痛感する。

なんなら、さっきの甘いクリスマスデートをした年下くんと、もっと未来永劫うまくいくように努力しておけばよかったなんて思うくらいだ。

◎          ◎

マッチングアプリで会う男の人は、アプリに登録された情報で人となりはぼんやりとはわかるが、実際に会ってみるまで本当はどんな人かわからないし、顔写真だって女が盛るように男も盛るし、会ったところでその人がとびきりのウソつきの可能性もあるわけで、なんといっても信頼するのがすごく難しいのだ。

今年あった話をすれば、私はアプリで会った人の中で2人と付き合った。

出会ってから数回のデートのなかで、お互いのことを各々話して、ある程度は理解しあえたところで交際を始めていたが、別れてからあれは本当のことだったんだろうかと疑心暗鬼になったりした。

そんなんじゃもうアプリの人と付き合うのは無理じゃんと諦めそうになるけど、ちゃんと探せばいい出会いもあったりするのも知っている。現に私の友達は、アプリで出会った人と結婚している。私だって、そんな素敵で幸せになれる確率の高い出会いをしたい。

◎          ◎

だから私は今年中に、そんな相手を見つけられたらいいなと思っている。

いきなりすごいこと言うな……あと2か月しかないよ無理だよと思うかもしれないが、これはちょっと自分自身のモードを変えて、私も真面目にアプリの人と向き合おうかなと思った話である。気の持ちようで変わったりすることもあるでしょ?

今の私は正直言うと、めちゃくちゃ惰性でアプリの人と会ってしまっている。どうせ1回会ってご飯食べて終わるだろう、だから相手に興味を持っても無駄だなんて思ってしまってる節がある。

それをやめようと思った。とりあえず今年、あと2か月は前向きな気持ちで男の人と会うメンタルを持とう。そんな感じだ。それで彼氏ができたら万々歳だし、まあできたとしてもエンドロールがある可能性大だけども、できなかったとしても、うーんできなかったとしたら、2024年の私にまた考えてもらおう。えへへ。