私も夜更かし好きの1人だ。
真夜中のみんなが寝静まった後、シーンと静まり返った部屋で1人ゴソゴソと起きている、あの特別感がする時間帯は何だろうか。

目が冴えていてまだ眠たくないなという日や、まだ今日は寝たくないなという日、自分の1人の時間、開始!みたいな号令でもかかったように、ゴソゴソと活発になる。

ひょっとしたら、その夜更かしの時間が1日の中で1番イキイキした元気な時間かもしれない。

みんなが寝ている時間にゴソゴソしているのが、ちょっと悪い事をしているみたいで楽しい。

みんなが平等に24時間を与えられていて、人生の中で大きい事や楽しい事をし尽くすには、24時間じゃ全然足りないように思えて。

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だけど、自分の体力は無限にはなくて、思うよりもその体力が結構足りない。私は寝ることも大好きなんだけど、もっと体力も無限に使えたなら、こう、想像をえた大きい事も、やりたい事も倍速で前に進んでいけるんじゃないかって。想像したりするけど、それって最早、人間じゃなくてロボットになるのか。

夜更かしをしてしまう日って、今日の1日を寝て終わらせるには何だか勿体なくて、もうちょっと“今日”として1日を延ばしたい。みたいな、何かやりりない心残りを消化するように足掻いているような感じがする。

今日という日はまだ終わらせないぜという気持ちで“今日”を延長させている。

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その夜更かしタイムに何をしているのかというと、私は1人で自分の部屋に籠って、映画を観ながら、お酒を飲んでお菓子を食べるのが好き。そういう過ごし方が至福の時なのだ。

晩御飯は食べた、食後のデザートも食べた、お腹はそこそこ満たされているかもしれない。だけど寝る前に1本映画を観ながらお酒を飲んで、おつまみにお菓子を食べる。

真夜中に、お酒とお菓子を飲食していたら、太っちゃいそうだし良くないよね、っていうのは私も分かっているけど、ちょいちょいやっちゃうのは、もう大人だし良いよねって。これが楽しいんだよね。って思う。

たまに不摂生なくらいがちょうどいいくらいに健康的なのかもしれないし。

こういう夜更かしのリラックスタイムが、自分が自分でいるためのリセット時間の1つなのかもしれない。

大体、深夜2時くらいから、ぼーっと映画を観ながらお酒を飲む。自分が“無”になれる、頭を空っぽにする時間。

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それからちょっと夜が明けて、空が少し明るくなりそうな4時くらいに、そろそろ寝ようかと布団に入るのが好きだ。

もう、私以外の人にとったら“次の日”が始まる時間帯だけど、私にとってはまだ“今日”として過ごし(て)いている。時間は平等だから、全然1日が延長されているわけじゃないんだけど。私にとっては、起きてからが“次の日”だ。

夜更かしは、子どもも大人も大好きなんじゃないだろうか。その静かな夜に、時間を忘れて自分を甘やかす。自分をみつめる時間や調整する時間を持つ。モヤモヤしたことを翌日に持ち越さないために。今日のうちに嫌な気持ちも浄化する事ができるのだ。