緊張することはよくある。今まで緊張したことって高校の入試や資格の受験や部活動の試合前とか数えたらキリがない。

ある程度緊張して取り組んでもうまくいかない時は、自分で自分を甘やかしていることが多いと思う。だから結果が不合格だったりいいタイムを出さない時は、自分が納得してまでそこまで地道に努力していないことの方が多い。

せっかく緊張したのにと思いながらも結果に落ち込む。だけど、「ま、いっか」と思ってしまう私がいる。自分のことなのに他人事のようにその時の自分に任せてしまったのは無責任。結局は緊張しても緊張を装っているだけ。

◎          ◎

そこに気づいた私は、試験など「ここぞ!」という時はプレッシャーを与えていることが多い。自分にプレッシャーを与えることでそのやることを達成したいという思いが生まれる。結果を出すために考えて努力する。本番当日は緊張のボルテージがマックスなのだ。緊張しているからこそ冷静になれるし、自分の力を出したいという思いが強くなる。 

特に国家試験を学生時代に3回受験したことがあるのだが、1回目はまさしく甘やかした結果だった。2回目ではなんとか一つは合格した。1回目で受験した時よりはプレッシャーを与え、勉強する。内容も自分が納得するまで勉強し続けたことで合格することができたのだ。

しかし、受験したもの全てが合格にはいたらず諦めきれなかった。 3回目で合格したが、それでも自己採点ではドキドキした。答えを見ながら自分の回答と比べて丸をつける作業が一つ一つが緊張が高まる。問題を解いている時の緊張とはまた違う緊張。

でもこの緊張がたまらない。頑張ってきたからこそ「絶対、大丈夫」という思いが強く出ている緊張だとわかっている。全て自己採点し終わって正解の数を数えていくたびに、さらにドキドキが高まる。ボーダーラインを超えた時にほっとするのだ。

◎          ◎

緊張の先にはまた違う緊張と安堵できる自分が待っている。だから私はあえてプレッシャーを与えて緊張させることで自分の可能性を広げている。

プレッシャーを与えすぎると完璧主義に走ってしまうためほどほどがいいかもしれない。
社会人になってからはバランスを取る必要があるなと思う。そこで逆に失敗したり変に意識を高く持ちすぎてしまった自分もいる。

それでも、緊張することによって、自分が持ち合わせている最大限のパワーを出すことができると思っている。緊張することで余計なことを考えずその目的達成のためだけを考えている。

だって今は情報社会でいろんなことが多々溢れている。脱線して達成できなくてなんのためにやってしまっているのかと思ってしまうのであれば、プレッシャーをかけて集中させる。

空回りすることはあると思う。例えば人前で話すときに思うように話せなかったり、営業とかでも言葉に詰まって思うように伝えきれない時もある。上がってしまうことも緊張の一つかもしれないが、私は上がることも自分をコントロールできなかった結果だと思う。

◎          ◎

緊張をうまく活用すればできなかったことを結果として出すことができるのではないかと思う。緊張感を持ちすぎると疲れてしまうからたまに自分甘やかしながらメリハリをつけて、自分が叶えたいことをやり続けたい。