睡眠計測の為に夜スマホを手放したら、情報の少なさを心地よく感じた

半年ほど前から、睡眠計測アプリを使っている。
睡眠の傾向をなんとなく知れたり、寝言を聞けたりするのも面白いが、睡眠中のアプリ内でキャラクターが育ったりするのも良い。最近では起きたときに予想した自分の睡眠タイプが測定の結果と当たっていたりして、睡眠への感覚の精度も上がったように感じる。
計測にもずいぶん慣れたが、はじめはなんだか落ち着かなかった。というのも、計測するためにはスマホを充電したまま放置する必要があり、一度計測を始めてしまえばSNSを見たり漫画アプリを見たりができなくなったりするからだ。
仕事に疲れて、寝るまでが唯一後に用事のない自分の時間なので、寝つくまでは気ままにSNSを見て今流行っているものを知ったり溜まった連絡を返したり、連載されている漫画の続きを見たりととりとめのない時間を過ごしていたが、できなくなった。
計測を始めるぞ、と思って実行すれば、スマホを使うこと以外しかできない。
思いついたことを調べようとしたり、明日やることが気になってメモを見ようとしたり、時間を知ろうとしたりすると、スマホを触っている。スマホを触って初めて、無意識にスマホを使っていることに気づく。
子供のときはスマホを持っていない時もあったのでそのときはどうしていたんだろうと思うくらい、スマホは当たり前の存在だ。スマホの代わりにやることを考えると、授業中にこっそりやるような、頭の中で好きな音楽を流したり、好きなアニメの話やキャラクターを思い出したり、本を読んだりのような情報量の少ないことしか思いつかず、スマホを通していろんなことにアクセスしていたんだな、とも気づいた。
スマホを夜手放すようになってから寝つきが良くなった。睡眠が多いほどキャラが育つことも理由の一つだが、スマホなしでできることは単調なものが多く、本を読んで寝落ちしていたり、その日あったことや次の日にすることを考えていて眠りに入っていたり、そもそも代わりに何をしようかと考えているうちに気を失っていたりするから恐ろしいものだ。
ブルーライトは寝る前には良くないと聞いていたが本当かもしれないと思うほどにすぐ寝てしまう。そして、目覚めもスッキリしている気がする。
夜、スマホを意識して触らないことで、朝の通勤もなんとなくスマホを使わない日ができた。音楽だけをぼーっと聞いている方が、情報が少なくて心地よい、と思う日が増えたからだ。不思議なことに、勤務中にちょっと休憩、と思ってSNSを開いたときに、今、スマホ触ってるな、と思うこともあった。
きっかけがないと気づかなかったことだが、思ったよりスマホと自分はほぼ一体化している。ズブズブの関係だ。それぐらい便利で、助かっている。だけど、意外と使わない方が健康に良い気がする。使い方、気をつけなきゃな、とスマホ初心者のような考えが湧いてくる。依存は気づかないから怖い。
便利だよ、ありがとう。でも、お互いうまくやろう。
そんなことを思いながら過ごしている。同じような人は、いないだろうか。
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