自他共に認めるスマホ依存者の私。どの程度の依存っぷりかというと、大学受験期にも関わらず、ヤバいほんとにヤバいといいながらスクリーンタイム13時間を記録したほどである。そして大学に入学したものの授業中も片手にスマホな怠惰学生をしている。

私が推測するこれらの原因は、面倒くさがりであったり、謎に楽観的であることが原因であり、機械が原因というよりも、この機械が私のよくない性質を促進しているのだ、と考えている。もちろん治したい。どうしようもないくらいの惨事を経験して痛い目を見ればいいのにとすら思う。

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ただ最近、私のスマホ事情にもちょっとした変化があった。

SNSを削除したのだ。そしてまだ使用しているSNSも自分なりにルールをもうけた。
そのルールは「必要以上に探らないこと」。

スマホ依存にもスマホ依存なりに良い使い方と悪い使い方の基準(ガバガバ)がある。

なんたってバイトのシフト調整だって大学からの連絡だってスマホにやってくるのだ。使わないという選択は現実的じゃない。

必要だったり、楽しいとか面白いものだったら基本良し。なんたってガバガバ。

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では悪い使い方はなにか、それは悪いことが書かれていると分かっているのに自分からそれらを見続けてしまうこと。それを書いた人のことを知りたくてその人の過去の投稿をあさってしまうこと。

例えば動画のコメント欄。私以外にも心当たりがあるだろうが、なぜか反射的にコメント欄を開いてしまうのだ。先日電車に乗っていると、たまたま斜め前にいた女性のスマホの画面が見えてしまった。その女性は短い動画を見て、次の動画にスクロールすると共にすぐさまコメント欄へ。後ろで私は、やっぱりそうだよね、なんか手が勝手に動くよね!と謎の盛り上がり方をしてしまった。別に他人がどう思っていようが興味のないつもりなのに……そしてたまに返信が80とかついているコメントが現れるのだ。分かってる…このコメント確実に荒れている、レスバが展開されてる、見たら絶対不快な気持ちになる…というのになぜか一番下まで丁寧に見てしまっていた。

これがSNSであった場合はひどいコメントをした人のアカウントの投稿からいいねを押したものまで漁りまくっていた。

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おそらく心配性なのだと思う。幸いなことに私の周りでは他者に攻撃的なひとはいない。一体この世にはどんな攻撃をしてくる恐ろしい人がいるのか、その人はなんでそんなことをするのか、どのような特徴があるのか。

その人のことを知り、自分の中でカテゴライズして安心したいのだと思う。

そんなカテゴライズ実生活で役に立つことはおそらくないだろう。

役に立たない研究に時間を割いていてももったいない。どうせスマホに時間を吸い取られるなら幸せな方がいい。

何より今周りにいるひとを大事にするほうが自分のためであると思う。そしてのちのち、スマホから逃れることができれば…いいのになぁ…正直あまり期待はできない。