エッセイ投稿サイト「かがみよかがみ」に12月1日~31日に掲載されたエッセイのなかから、多く読まれた10本を紹介します。

①利用者様は神様?介護福祉士の皮膚がえぐれても「仕方ない」が普通なのか(Aちゃん)

あらすじ)今日も私のパートナーは、えぐれた皮膚にガーゼを貼って帰ってきた。「めっちゃしみたわ~」と言い、へらへらと笑いながらお風呂場から出てくる。私もパートナーも、もう驚かなくなった。どうして、そんな傷をしょっちゅう負ってくるのか。それは、パートナーの職業が介護士だからだ。

②日本の将来に希望が持てないのに。パスポートがないから逃げられない(瀬璃)

あらすじ)パスポートを取りたい。今年の夏、はっきりとそう思った。極端な話、パスポートを持っていない私は日本でしか生きられない。例えば明日、巨大地震が起こると分かったとて、国外に逃げることすらできないのだ。

③10年来の親友に怒りを伝える。考えに考えた末、我慢しないと決めた(百)

あらすじ)私には、10年来の仲の良い友人がいる。そんな友達と私は初めて距離を置くことにした。友達のとった私への行動が私にとってどうしても許せないことだった。10年来の親友というアドバンテージでも免罪符には到底足りなかったのだ。

④大みそかに一人台所に立ち続ける女性。この伝統をいつか私は壊したい(はるちゃん)

あらすじ)「うちは毎年父の実家に集まって過ごすので…」。夫が私の両親に大みそかの予定を話している。それが俺の家の伝統。これからも続いていく家族行事。そう信じて疑わないような話しぶりだ。いや、今後はどうかな?今はまだ表立っては言わないが、私はそれを壊してやろうと考えている。

⑤40歳になっても独身だったら結婚しようと約束した彼は、1児の父(ステンドグラス)

あらすじ)男女の友情はあると思う。それでも、やっぱり女友達が結婚するのと、男友達が結婚するのとでは、何かが圧倒的に違うように思った。0.1%の喜べない自分が、どんどん大きくなっていく。

さらに6位以降は次の通りです。こちらもぜひ読んでみてください!

母と二度のお別れ。最期までそばにいさせてくれて本当にありがとう

母をサポートする娘という役割だけの人生だった、小学生からの介護

顔が可愛くないことの生きづらさ。人生に期待を持ちつつ失望もしつつ

別れたのは運命の人だったかもしれない。忘れられない彼のこと

差し伸べた手が女だから軽んじられた日。弱者のままではいられない

エッセイへの感想も、随時X(Twitter)でお待ちしております。
みなさまの投稿をお待ちしております!