私のスマホのスクリーンタイムは1日平均およそ6時間。そのうち2時間は動画配信サービス。2時間というとだいたい映画1本分、連続ドラマなら2話分。
私の趣味はドラマ鑑賞だ。家でのんびりドラマを観ている時間が、私の至福の時。ドラマを観ている間は時間を忘れ、物語の世界に没頭できる。まるで、別の人の人生を歩んでいるかのような気分になれることが、ドラマが持つ魅力の1つではないだろうか。

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ドラマ鑑賞が私の趣味になった理由に、ドラマ好きだった祖父の影響が挙げられる。

私は小学生の頃、祖父と一緒にドラマを見ることが多かった。小学校から帰宅し、宿題を終わらせ、家族みんなで一緒に夜ご飯を食べた後の祖父とのドラマタイム。夏はアイスを食べながら、冬はみかんを食べながら過ごした。

2人でドラマを観ながらあーだこーだ言い合っていた時間が、今、当時を振り返っても宝物のような思い出だ。中学生になると、私は学業が忙しくなり、いつの間にか祖父と一緒にドラマを見ることも一緒に過ごすこともなくなった。

祖父から、
「休日、どこかへ遊びに行こうか」
と誘われても、
「勉強忙しいから」
と断ることがほとんどだった。

そのような日々が続いた高校1年生のある夏の日、祖父は持病が悪化しこの世を去った。突然の祖父の死に私は「何故祖父ともっと一緒に過ごさなかったんだろう」と悔やんでも悔やみきれない想いを抱き、毎日涙が枯れるまで泣いていた。

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祖父が亡くなってからというもの、私は成績も下がり、特に目標も持たず毎日をなんとなく過ごしていた。

そのような時、私はあるドラマと出会った。そのドラマは、祖母を亡くした元不良少女が医者へと成長していく物語だった。初めはなんとなく見ていた私だったが、話が進むごとに物語に夢中になり、ドラマを見終わる頃には「私も頑張ろう」という気持ちを抱いていた。

それが私が初めて、ドラマに励まされた経験だ。

それからというもの、私はドラマを見ることが大好きになった。日本の作品に限らず、韓流や華流などあらゆる国のドラマを見ることに時間を費やした。時には笑い、時には涙し、物語の世界に没頭した。

たとえ、どれだけ現実で辛いことがあったとしても、大変なことがあったとしても、ドラマを通して伝えられるメッセージに励まされ続けた。そのような中で、私は次第にドラマを見る1人の視聴者ではなく、多くの人にドラマを届ける制作者の1人になりたいと考えるようになった。

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現在私は大学2年生。大学でメディアについて勉強している。勉強が難しく大変な時もあるが、友人と一緒に頑張っている。

そんな今の私の目標は、ドラマ制作に携わる仕事に就くこと。この目標を達成できるかは分からないが、今はとにかく頑張ってみようと思う。

私自身がドラマによって救われたように、私もドラマを通して誰かの心を救うようなドラマを作りたい。あの時、私に「頑張ろう」と思わせ、そして私の視界を広げてくれたあのドラマのように。