就活しんどかったけど、というか、現在進行形でしんどい!
就職まで3年弱を残し、時間的にはまだ猶予があるのかもしれないけれど、しんどい。ガクチカ、という言葉がある。学生時代に力を入れたこと。この欄を埋めるのがこんなに難しくてしんどいなんて思っていなかった。
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わたしのガクチカのひとつである、今のボランティア先である宿泊施設に行くようになって1年半。まず入れてもらうのが大変だった。面談を受けるために訪れて、案内をしてくれたのは事務局長。挨拶の次の言葉は「うちは学生さんは採っていないの」だった。学生だと伝えた上でアポを取り、面談の予定を入れてもらったのに、採っていない。もうどうしたら良いのかわからず、施設自体はとても興味深い場所であることに変わりはなかったので、見学だけして帰ろうかと思っていた。
でも、そのときに偶然居合わせた元施設長が言ったのだ。「試用期間でもやって、考えてみたら?」と。これはおそらくわたしの所属する学科の特殊性が大きく関わるだろうが、長くなるのでここでは割愛する。元施設長は施設の創設者でもあり、かなりパワフルな人。事務局長は押し切られるようにわたしを受け入れることを決めた。それでも最後まで渋っていたので、「1年以内に何かこの施設に明確な貢献をする。それができていないと感じたなら切ってもらって構わない」という取り決めを交わした。ここまででかなり苦労をしたと思っていたが、当然ながらここまではガクチカでも何でもない。
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見つけた課題から立案した企画を事務局のひとたちにプレゼンをして採用された。その企画は現在も続いていて、施設の備品の充実に貢献することができている。企画の実現までにはボランティアとして受け入れてもらってから10ヶ月の月日が経っていて、期限ギリギリの成果だった。ひとつガクチカをつくるのでこれなのだ。
長期インターンに応募したときの面談では、このボランティアのことや、代表だったサークル運営の話をした。無事に採用されて出会った同期と話してみたら、みんな華やかな経歴の持ち主ばかりで驚いた。しばらく話していたら、就活がカードゲームのように思えてきた。
レア度の低いカードを集めて、レア度の高いカードに換える。そして、最終的なカードのレアリティとそのカードに書かれているスペックで勝負する。就職先のタイプに合わせたカードを出せるか、スペックが高いか、レアリティが高いか。それらの要素を他社のカードと比較したり、純粋にカードの力で就職先に受け入れてもらう。カードを持っているわたし自身を求めてもらうしかない。
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カードを集めるのもしんどいのに、その上でさらに闘わなくてはいけない。なんでこんなにしんどいんだろうと感じつつ、カード集めに思うまま奔走できている環境は恵まれているとも痛感している。ボランティアもインターンも、大学を卒業してからする就活も、家族の理解とお金と、なにより、わたしを尊重してくれる姿勢があるがゆえに参加が可能なのだから。
就活はしんどい。しんどいけど、これは恵まれている上でのしんどさなのだから、幸せに思うべきなのだろう。そのあたりの精神的な未熟さまで突きつけられるのだから、やっぱり就活はしんどい。
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