何かと話題の新NISA。みなさんの周りでもNISAやってるよ~という人も増えてきたのではないでしょうか。

そんな新NISAですが、以前こちらの記事で初心者はまず「つみたて投資枠」で投資信託の積み立て投資からはじめよう!というお話をしました。

「投資信託は初心者向け」とよく言われてはいますが、そうは言われても、投資信託自体がよくわかっていないという人も多いはず。

今回はそんな投資信託についてお話ししていきます。

「投資信託」はプロが選んだ「投資の詰め合わせ商品」

投資信託とは、私たちから集めたお金をひとつの大きな資金としてプロが運用する投資商品です。
投資信託は、投資の詰め合わせ商品。たとえば「日本A」という商品には日本のいろいろな会社の株が入っていたり、「アメリカB」という商品にはアメリカのいろいろな会社の株が入っていたり、フルーツやお菓子の詰め合わせセットのイメージです。
そして、その中身を選んで出し入れをして、中に入っている商品の状態をプロが運用してくれるというわけです。
投資をしよう!となったときに、最初に自分は絶対ここだ!という会社の株を一つ選んだり、その会社の株が今が安くて買い時なのかなど判断をするのは結構ハードルが高いですよね。
「詰め合わせセット」の投資信託なら、一つの投資信託の商品を買うだけでと、実はいろいろな会社の株を買っているということになり、選ぶハードルも低くなるというわけです。

そうはいっても「投資信託」自体も大量にある。何を選べばいいの?

そういう意味でも、投資信託は初心者向けなんて言われています。ただ、そうはいっても投資信託の商品自体も大量に数があります。
そこでまず投資初心者が始めるなら何からかというと、NISAのつみたて投資枠がおすすめです。
NISAのつみたて投資枠は、投資信託を月100円から毎月決まったタイミングで購入していくという仕組みですが、選べる商品は金融庁が限定した長期の積立・分散投資に適した一定の株式投資信託のみとなっています。
つまり、膨大な数から選ばなくて済むのと、金融庁のお墨付きがついた商品となっているという安心感がありますよね。

でも実際に商品を見ると、どの商品を選んだらいいのかわからないという人がほとんどなはず。

投資信託を選ぶときに知っておきたい「インデックス」と「アクティブ」

そこで知っておいてほしいのが、インデックスとアクティブという言葉。投資信託の商品一覧を見ると、この言葉がついた投資信託の商品があります。

インデックスというのは、「日経平均」や、アメリカの日経平均のような指数である「NYダウ」といった投資の代表的な指数に沿った値動きとの連動を目指すもの。

アクティブというのが、投資のプロが投資の指数(日経平均などの基準となる数字)以上にもっと良いリターンをめざして運用しているもの。良いリターンを目指す分、損をするリスクも高くなることや、インデックスに比べてかかる手数料が高いのが特徴です。

初心者は「インデックス投資」がおすすめです

インデックスのように平均的な成績でコツコツと運用していくのか、より高いリターンを目指してアクティブのものを買ってみるかは人それぞれの考え方です。
ただ、投資初心者の方は、アクティブ商品に比べ損をするリスクも低く、手数料の安いインデックスの商品から買ってみて動きを見てみることをおすすめします。

証券口座を作ってNISA口座を作ってと最初が少しめんどくさいのですが、投資信託の積み立ては、一度設定してしまえば本当に簡単です。
まずは月1000円程度でもいいので、気になった商品を毎月の積立設定してみましょう!