学びこそが人生の新しい世界と繋がる一番のチャンスだと思う。学ぶことによって知識が広がり、その結果新しい分野の人と会話を成立させることが出来るようになる。その結果、知識は人を惹きつける魅力に変わる。なぜなら、わたしの32年間の人生は確実に新しいことの学びの連続で好転していったからだ。
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わたしは中流家庭で生まれ、いわゆる一般的な日本人家庭に育った。新興住宅ばかりでほとんどがサラリーマン家庭の街で育った。そんな中から大学を卒業し社会に出た後、わたしは生まれ育った関西という土地を離れ、沖縄や鎌倉などで過ごした。海外はバックパッカーで世界一周をしたこともあり、40ヵ国以上周った。
関西を離れた時から人生の大きな学びがはじまった。はじめの移住先が沖縄だったこともあり、当時はあまりにも違った環境で、部屋でふさぎ込んでしまいそうなことも多かった。だが当時はそれ以上に好奇心が勝ち、その土地の人と深く話したいと思えば思うほど学びにつながった。図書館に通い沖縄の歴史や文化や言葉をとにかく知識として頭に入れた。そのこともあり、現地の友達がたくさんできた。これは自分の中で大きな成功体験につながったと思う。そこから、わたしはとにかく行った先々で、出来る限り能動的に知識を得るようにした。
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その後、わたしは日本人だけでなく世界中の人と会話できるようになりたいと思い、28歳の時、一念発起して中学英語から学び直した。その結果、バックパッカー時代には現地で交渉したり、友達を作るなどとにかく進歩を感じた。なによりも世界中の人と話せて楽しかった。
さらに、この英語学習の甲斐あって、昨年の春にアメリカ人の旦那もゲットした。英語が話せるだけで、世界の多くの人々と会話することが出来るようになり、インターネットや動画配信も英語で閲覧することができるようになるので本当に世界が広がる。仕事の幅まで広がる。実際、そうすれば給料も上がる可能性がある。
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当たり前だが、他人と会話するときはキャッチボールが出来ないといけない。情報を同じぐらい共有して、それなりに会話が長続きしないと、関係をが深めることはできない。
そんな中で思うのが、それなりの経験を積み知識があれば、おのずと人は寄ってきて、たくさんの話を共有することができる。さらに、知識により会話に余裕ができる。
これも何もかもが自身でコツコツ積み上げてきた学びのおかげだと思っている。わたしの中で、学びは学校でいう勉強ではない。知識や経験、言語は全て他者とコミュニケーションを取るツールであり、自分の一番の武器にしてくれてると思っている。
そうすれば、どんどんと新しい人と知り合えその結果さらに自身がレベルアップして、さらに新しい世界を知ることが出来る。わたしの様な中流家庭の一般的な家庭から、新しい世界へと導いてくれる一番の武器はみんなとは異なる知識や経験だとわたしの経験によって深く思う。
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その土地の知識があればその土地の人と仲良くなれる。旅や絵画や映画などの知識があればその分野の人と仲良くなれる。今の方が、学生時代よりずっと学びに対して一生懸命である。これは社会人になってから博士号をとった父や、読書好きな母の背中を見て育ったからかもしれない。学びを習慣にしてしまえば本当に良いことしかないと思う。
わたしは今後どうなるか分からない未来に対して、常に自己成長を目標にして新しい未来を切り拓いていきたいと思っている。今後、歳を取り体力が衰えても経験と知識で乗り越えていけるとなると、未来はとても豊かだ。とにかく病んでる暇があったら学べと、みんなに言いたい。前を向いて学べば未来は明るくなると信じている。