私の2025年の宣言は、「美ボディ」を手に入れることである。なぜなら、大学生の内に「ミニスカへそ出しファッション」に挑戦したいからだ。

私は現在、茨城から都内の大学に通う3年生だ。入学してすぐに、同級生のキラキラ女子たちはみんなスラッとした足でミニスカートを履きこなし、講義室の椅子に座っても、Tシャツの隙間から見えるお腹は鏡餅みたいに重なっていないことに気づいた。
一方で私の体型は、体重は標準値内に収まっているものの、見た目のバランスには満足できない部分が多くあった。足にはメリハリが欠けており、お腹もぷにぷにで全体的に筋肉よりも脂肪の存在感が強い。

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この体型の原因が、運動不足であることは分かっていた。しかし、そんな私も子供の頃は体を動かすことが大好きだった。小学生の頃、私の1番の友達は鉄棒だったし、中学ではソフトテニス部で朝練や放課後の練習には毎日欠かさずに参加した。当時の私にとって、仲間と共に大会に向けて汗を流す瞬間が最高の楽しみだった。

しかし、高校では全く異なる道を選ぶことにした。「抹茶と和菓子を食べたい」という少々不純な動機から茶道部に入部し、それがきっかけで運動とは疎遠になった気がする。

そして、大学進学後は片道2時間半という通学時間のことを考えると、とてもサークルに入る気力は湧かず、気づけば毎日家と学校の往復を繰り返すだけの日々になっていた。

実をいうと、この目標は大学1年生の頃から立て続けており、これまでに様々な行動を起こしてきたがどれもうまくいかなかった。

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まずは、ウォーキングが体全体の引き締めに効果的であることを知り、毎朝家の周りを歩くことにした。しかし、茨城の田舎町に住んでいる私にとってこの方法は向いていなかった。少子高齢化が進んだ町で若い女の子が1人で歩いていると、それだけで目立ってしまうのである。近所のおばちゃんやおじちゃんに話しかけられることは、人見知りの私にとって耐え難いことであった。

そこで、人がいない夜中にも歩いてみた。しかし、街灯がほとんどない田舎町の夜は想像以上に暗かった。そしてそれ以上に、細い田んぼ道を暗闇の中で歩くことに身の危険を感じ、ウォーキングどころではない状況に断念せざるを得なかった。

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次に、隣の市にあるジムを見学することにした。ジムに通えば、自己流でトレーニングをするよりも早く、効率的に体を鍛えられる点は大きな魅力である。また、私自身は「三日坊主」の性格を持っているため、何かを始めても続かないことが多い。そのため、月会費を支払うことで、簡単には辞められないだろうという安心感もあった。

しかし、実際にトレーニングルームに案内されると、使用者のほとんどがおじさんで、私と同年代の女の子は1人もいなかった。珍しい見学者に対して注がれるおじさんたちの視線が、「本気で筋トレをする気が無いなら帰れ」と言っている気がして居心地が悪く、結局何とかして入会させようとあれこれ説明するスタッフに曖昧な返事をして帰宅した。

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今回、2025年の宣言を書くにあたって改めて自分の人生を振り返り、大学入学当初に抱いていた「自分の体型を変えたい」という情熱がよみがえってきた。
今、私が新たに挑戦したいと考えているのは「ピラティス」である。ピラティスは、ジムに比べて女性利用者が多く、筋力を鍛えるよりも体のラインを美しく整える効果が高いと言われている。これは、自分の理想とする体づくりに合った方法であると感じ、興味が湧いた。

もちろん、新たな挑戦は不安も大きい。しかし、この挑戦が私を成長させ、理想の自分へと一歩近づけてくれると信じている。無事に「美ボディ」を手に入れ、憧れの「ミニスカへそ出しファッション」を実現できれば、今後の私にとって大きな自信につながるだろう。
ひとまず、目の前の大きな壁である就活を無事に乗り越えられたら、早速ピラティスの見学に行こうと思う。