「自分の恋人になる」これが私の2025年の目標であり宣言だ。

辞書によると恋人とは恋しく思う存在であるらしい。

また気になって恋人についてかかれた記事を読むと、恋人とは誰よりも心を許している存在であり愛情を注いでくれ癒してくれる存在である・自身にモチベーションや活力を与えてくれる存在であるらしい。他にも色々な考え方が載っているが、どれも自分にとってプラスの影響を与える存在だった。

私は自分にとってこんな存在になりたい。誰よりも自分のことを知っていて、誰よりも自分のことを想ってあげられるように。

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このエッセイを書いている今は恋人がいる。これを言うとすでに恋人がいるなら自分の恋人になる必要なんてないのではと疑問に思う人もいるだろう。確かに私も最近までそういう風に考えていた。でもよく考えてみると今付き合っているところでこの先もそうかなんて誰にも分からない、そんな将来も約束されていない赤の他人に自分の一番を盗られるなんて悔しい。

当たり前だが、自分は自分と生まれてからずっと一緒で成長を共にしてきた。それなのに、ぽっと出の他人が私の一番の理解者で愛情を注いでくれる人になり得るなんて気に食わない。そうして考え付いたのがこの宣言だ。

思い返してみると2024年は自分と知り合いになった、自分のことがぐっと分かった、そんな一年だった。それまで付き合っていた恋人と別れてから彼の好みに合わせていた髪色や服装を辞め自身の好きを探したり、念願のピアスを開けたりと自分探しに右往左往した。結果、今では赤オレンジピンクなど目を見張るような派手髪に。ピアスは5つまで増えた。

また、ずっと行ってみたかった喫茶店に行ったり大好きなバンドマンのライブを見に行ったりと外見だけでなく内面についても自身の好きを再確認できる機会が沢山あった。特に今まで苦手に感じていた一人でのライブ参戦は何度か足を運ぶにつれ恐怖心が薄れていった。それと同時に、新しいライブ友達の獲得・初めて会う人に対しても怖がらずフレンドリーに話しかけることができるという自身の長所を見つけることができた。

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知り合いになった好きな子と、迎えたい結末は恋人だ。じゃあ具体的に「自分の恋人になる」を達成するにはどうすればいいのだろうか。

最初に恋人についての定義や世間のイメージは上記に挙げたが、私の理想の恋人像を考えると上記に加えて尊敬できる存在であって欲しい。個人的見解としては尊敬できるからそれに見合った姿になるために努力するのであって、相手が何に対しても消極的である又はずっと同じことの繰り返しでまったく挑戦しない方であれば自分のモチベーションまで左右される(私が相手の影響を受けすぎなければいいだけなのだがそんな事きっと不可能だ)。

しかし、自身が恋人となることで2024年に知った自身の好きやこだわりなどのデータをレベルアップさせる、自分がもっと自分のことを尊敬できるように新たなことに挑戦するモチベーションに繋げることができるのではないだろうか。

2025年に私は20になる。今まで以上に可能性が広がり様々な人との出会いを以て新しい自分にも出会う年になるだろう。そんな中でも自分のことを見失うことなく今回立てた目標・宣言に向かって自己の基盤を強固にするとともに、今後課題となる就職活動に役立てたい。