16年の学生生活にピリオドを打つ今年、限界まで挑戦&満喫したい

私は現在大学3年生、都内の大学に通う女子大生だ。2024年はどんな年だったか、パッと一言で答えられないほど目まぐるしい毎日だった。
1年のスタートは大好きな友人と迎えた晴れの舞台。高校3年生の時に選んだひとめぼれの振袖を着て、懐かしい友人と写真を撮り、お世話になった先生方ともお酒を飲みながら談笑する。この時間がずっと続けばいいのに、と私。たまにだから楽しいんだよ、と友人。
何も考えずに集まれるのは、いつまでだろうか。少し前まで制服ではしゃいでいた自分たちは、いつの間にか大人になっている。いや、まだ大人ではないか。いつからが大人なのか、その境界線は永遠の議題である。
少し進んで5月。初めて就活の会社説明会を訪れた。そこに参加している学生は、スーツを着ている人がほとんどで、私服で行った私は少し恥ずかしかった。どの企業もキラキラして見えて、これから始まる就職活動がどんなものか少しワクワクした。
しかし、現実は甘くない。夏のインターンでは全く思い通りにいかず。夏は落ちても仕方がない、そう思っていたがなかなか悔しい。受かった企業のインターンに参加したり、友人と遊んだり、バタバタしていたらいつの間にか大学3年生の夏は終わっていた。
秋には、本選考が始まる企業も増えてきた。面接は告白みたいだ。自分の行きたいと思う気持ちと、企業の来てほしいという気持ちがマッチしなければ、当然だが面接は受からない。自分の一方的な気持ちだけでは上手くいかないのが、面接の難しいところだ。
冬も、秋と同じく早期選考を頂いた企業の本選考の準備を進めていた。インターンと違い本選考の難しい点は、一度落ちてしまったらもう一度チャンスがないところだ。常にプレッシャーとの闘いだ。
受験の時はどこが間違っているのか、自分はどこが苦手でどう対策したら点数が上がるのか、非常に明確だった。その分落ち込んだことも多々あったが……。しかし、就活はどこが悪かったのか、どう改善したらいいのか判断しづらい。お祈りメールに今後のアドバイスなど書いていたらいいのに……と何度も思った。
面接練習ではうまくいっても、本番の面接だと緊張して上手くしゃべれない。何度も自分に自信がなくなり、周りの大手のインターンに参加している同期を見ると落ち込んだ。
しかし、何度も経験を重ね、1社内定を頂くことができた。自分を認めてもらえた気持ちになり、非常にうれしかった。しかし、まだまだ妥協できない。今の頑張りが、自分の人生を大きく左右する。そんな思いで2024年なんとかやりきったのだ。
ここまで2024年を振り返ってつらつらと書いてきたが、非常に濃い1年だった。本当によく頑張った、自分を褒めたい。しかし、それ以上に2025年はさらに濃い1年になるだろう。
2024年を振り返った2025年の抱負としては、「限界までチャレンジする」ことである。これは就活の話だけではない。大学生最後の年、限界まで満喫するという意味も含んでいる。就活が終われば、卒論執筆、卒業式が待っている。
着々と16年間の学生生活にピリオドを打つときが近づいている。社会人になれば、長期間の旅行や明日を気にせずに遊んだり、頻繁に地元に帰省したりできないだろう。学生時代、あんなことしておけばよかった……そんな悔いを絶対に残さない1年にしたい。
そして、立派な大人になる準備をしたい。ここから約3か月間、今よりももっと辛い時間が待っている。そんな自分にエールを送りたい。
「がんばれ!!負けるな!!私なら絶対夢を叶えられる!!」
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。