エンタメ業界に就職。面白い人間になれば先輩に可愛がられるかも

本当の2025年が始まったようだが、私にとっての2025年はもう、2年前から始まっていた。大学2年生の終わりから「25卒インターンシップ」やら、「2025年度入社向け」という言葉と共に生きてきたからだ。だから、私にとって、2025という数字は否応なく自分と向き合わなければならない気持ちにさせる。
さて、2025年、私の宣言。気付けば2025年も1月が終わろうとしている。早い、早すぎる。歳をとるにつれ時間の流れが早くなるというのは聞いたことがあったが、さすがにこれは早すぎる。まだ23歳になる年だというのに。
では、気を取り直して残りの11ヵ月の宣言でも考えることにしよう。私は社会人になる。そこで、私は面白い人間になることを誓う。私は春からエンタメ業界に就職するのだが、会社の研修で会う人会う人、みな面白い。ミスコンで優勝していたり、海外ボランティアをしたり、ヒッチハイクをしたりしているのだ。私も彼らのように面白い人間になった方が、会社でも気に入られて仕事がしやすくなるのではないだろうか、という安直な考えだ。
私は面白い人間になるために3つの事を実行する。
1つ目が、日記を付けることだ。比較的毎日一生懸命生きていると思うし、スケジュールを見ても予定がない日はない。それにも関わらず、3日前の出来事を思い返してみようとしても特にエピソードが思い出せない。
SNSで流行った日記帳を私も2024年秋ごろから始めてはいる。でも、12月中旬から更新されていない。最後は元彼と別れる前日に書いた未練タラタラの日記だ。まあ、それについてはまた別のテーマで投稿しようと思う。
さて、話を戻す。面白い人は雑談が上手い。ささいなことから話を展開していく姿は、人々を世界観に惹きこむ。忙しい日々の中で感じたちょっとしたことを文章にして日記に記しておくことで、人と話す時のネタ帳になれば、と思った。それに、いつか仕事に慣れた時に、「あぁ、新人の時はこんなことに迷っていたな」と振り返れば、いい先輩にもなれるのではないか、と思った。
面白い人間になる為の2つ目の試みは、スケジュール通りに行かない自分を責めないということだ。私は手帳を愛用している。それも形式までこだわっていて1時間ごとの予定を記入できるバーチカルタイプを使用している。
旅行に行く時も、バスの時間やその観光地での滞在時間などもきっちり決めて、しおりを作成する。計画どおりに進めることが出来ないと自責の念や後悔に苦しんでしまう。2025年はハプニングやその場の成り行きこそ愛し、楽しめる人間になりたい。
面白い人間になる為の3つ目の試みは、自分の発話量を減らすということだ。そもそも人間的に面白い人ってどんな人だろうか、と考えてみた結果、私は1つの共通点を見出した。それは、視野が広いということだ。
視野を広げる為のよくある例が本を読むことだが、私は本をあまり読まないタイプである為、目標としてあげても絶対にしない。しないという自信は100%だ。毎年目標の1つに本を読むことを入れているが達成されたことがないからだ。22年この身体と生きてきたのだからそのくらい分かる。
だから、人の話を聞くことを大切にする。私は俗にいう、おしゃべりちゃんだ。結局、自分が話すばかりで人の価値観に触れる機会が少なかったように思う。2025年は聞き手側に徹し、自分の世界を広げることを心がけたい。
以上3つの試みを実践し、2025年は面白い人間になって存分に先輩に可愛がってもらおうと思う。社会人の先輩方、カワイイ後輩はこんな感じでよろしいでしょうか。
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