日常の中の音や風でふと、一瞬遠い異国の地にいるような感覚になる

日常のふとした瞬間に旅行に行きたくなる。
仕事で疲れ切った時は道後温泉を思い出し、道路を走る工事用重機の音がするとハワイのトロリーバスを思い出す。
日常をおくる中で“ふとした瞬間”に”その場にいる様な感覚“になる。
現実では何時間も掛かる異国の地でも日常の音や風で一瞬、その場にいる様な気持ちになる。その国との“気持ちの距離感が近くなる感覚”。
仕事が忙しかったり、日々何気ないストレスが積み重なって行く中で非日常を体験した数日間の日々を思い出す。
刺激的で全く違う考え方や文化の異国の地を思い出す。
おかげでその場を踏ん張れたり、リフレッシュするきっかけが出来る。
旅行に行く事は、その場を何も気にせず思いっきり楽しむ事でもあるが、帰って来た時の日常に潜む“モノノ怪”と戦う糧や目標にもなるのだと思う。
旅行がくれるものは思い出だけではない。
凝り固まっていた考えの幅が広がり、景色や風を肌で感じる事で心の中のモヤモヤを一掃してより一層大きな心になるきっかけをくれる。
そして自分が自分に戻る。
帰って来た日常の中、ふとした瞬間に体をあの旅行の日々にリンクさせる。
自分自身を忘れない様に……。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。