私が卒業したことは、運動しない私、です。
この3月の初めに、初めて、自分のお金でジムに入会し、今のところ一週間に2、3回ジムに通っています。そして、バドミントンにも再度挑戦し、楽しすぎてにやにやしながら打ち合いをした結果、全身筋肉痛で、ベッドから起き上がれない状況が続いている今日この頃です。

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「これまでの私、体は動かしていたけれど、体力をつけるというよりも削っていた」
さて、運動をしなかった私は、今までどんな生活をしていたかというと、朝起きて仕事をして、帰る、という生活をしていました。

人と会うのは好きだったのと、何かしていないと気が済まない生活だったので、友人と会う、ボランティアをする、などで体力を使ってはいたと思うのですが、運動、というとそこまで続かず、ジムも敬遠していました。また、漫画が好きな私は、休日夜に漫画を深夜まで見るなんていうこともざらにあり、体をボロボロにしていたこともいい思い出です。

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私は、社会人3年目で仕事で無理したことが原因で、もともと頭痛が起きやすい体質だったのですが、片頭痛持ちになってしまい、ひどい痛みで、一日起き上がれないなんて日もありました。

片頭痛の先生に言われたのは、「適度な休息、体にいい食事、運動が一番片頭痛を起こさない秘訣。安易に薬を飲まないこと」というありがたいお言葉で、先生はその時お守りとして2錠だけ薬をくれました。

その後、職場が変わり、比較的忙しくない職場に移り、人間関係もよく、片頭痛がほとんど発生することがなくなったころ、先生のありがたい助言を忘れてしまっていました。

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そんな私がどうして運動を始めるようになったのか、ドイツに留学し、そして体調を崩したこと、新しい職場に異動してから、以前から目標にしていた海外大学院の準備をはじめ、実際に留学することがきまり、今はドイツにいるのですが、半年が経過したころ、なれない冬の天気と新たな生活に疲れ果てて、精神的にも、体力的にも疲れてしまい、人と話す気力もなくなり、人生のどん底を味わっていました。

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その時思い出したのが、お医者さんの助言でした。おなかが痛くてもおなかがすく私は、ご飯は食べていたのですが、ほとんど運動をしておらず、ブクブクと太り、引きこもりの生活をしていたのです。

仲が良かった友人とも会えなくなっていた私は、一縷の望みをかけて、ジムの門を叩きました。ただ、なぜジムに行こうかと思ったのかというと、ドイツはジムに通っている人がたくさんおり、日本よりももっと身近に感じたからというのもあります。

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今後は、運動をし続けて、安定したいこの冬は、人生で3番目までに入る心の落ち込みを経験しました。慣れない環境にいて、自分の弱さを実感しました。運動をずっと続けて、環境に流されない強い自分を保って、できれば二度と落ち込みたくない。

ただ、この経験で思ったのは、きっかけさえあれば習慣は作れる、これから後一か月続けて、筋肉ムキムキのかっこいい女性になることが今の目標です。