わたしは、大きな声では言えないが、納豆にキムチを乗せて思いっきり混ぜて、ネバネバにしてから食べているときがしあわせを感じるのである。

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もちろん器に盛り付けているわけではなく、納豆パックのまま食べている。納豆のネバネバは洗い物が大変になるので、ズボラ暮らしと納豆パックのまま食べるのは当たり前である(笑)これが料理に入るのかあやしいが、自炊をしている身としては、火を使わない、洗い物が出ない、という点はかなり大きい。

納豆の美味しい食べ方でいうと、キャベツの千切りと生卵と納豆にポン酢や醤油をかけるだけの「無限納豆キャベツ」も悪魔級に美味しい。どちらにも共通することは、国産納豆を選ぶことと納豆に付属しているタレやからしは添加物を気にして使わない、というわたしなりの健康に対するこだわりがあることである。

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「その見た目で、そんなに食べるなんて怖い!!どこに食べたものは入ってるの?!」と社会人になってから、職場の同期や先輩、上司に幾度となく言われてきた。わたしは骨格診断でいうところの骨格ウェーブなので、上半身は貧相で薄っぺらく、太ももやお尻に肉がつきやすい、洋梨型体型なのである。着痩せするというか、パッと目につく上半身にお肉はついていない。そのため、さきほどの同僚から言われた言葉であるが、今考えても大変失礼な話である。わたしがもし太っていたら、たくさん食べても違和感がない、ということなのだろうか。食べ放題に行ったら元を取りたいし、もったいない精神でお腹がはち切れそうになるくらい、思いっきり食べてしまう。お酒を飲まないこともあるが、彼氏よりたくさん食べられてしまうため、例えば、回転寿司のように各々の食べた量が目に見えるときは、正直少しだけ恥ずかしくなる(汗)

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少し他の人の感覚とはズレているかもしれないが、食べることが大好きな「花より団子」タイプのわたしは、InstagramやGoogleマップ、食べログなどのサイトで、話題のお店や美味しい料理を提供しているお店をよく調べる。カフェ巡りが趣味なので、もちろん、オシャレなカフェも調べる。デートに行く予定を立てるとき、だいたい彼氏はわたしになにが食べたいか聞いてくれるが、ぶっちゃけ毎回めちゃくちゃ困っている。中華料理、エスニック料理、麺類、洋食、韓国料理、定食、イタリアンなどの中から言えばいいとは思うのだが、毎週会っていると「この前食べたしなぁ……」と考えてしまったり、イマイチこれといって食べたいものがないときもある。また、ハンバーガーやにおいがキツすぎるものなど、デートに不向きなご飯もある。納豆キムチを食べてしあわせを感じられる健康オタクでケチなわたしにとっては、夕食に5000円払うのは高いと思ってしまう。

健康のため、生命維持のために食べる以外の意義をだれかと食事をするときくらいは、意識したいものだ。