叶えたい夢や、やってみたいことはたくさんある。
国内外行ってみたい場所や、やってみたいこと、食べたいものや取りたい資格、自分の家族を持つこと……。

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現実的な話だが、これらを実現するためには時間だけでなくお金も必要だ。

お金を得るためには稼がなければならないし、キャリアを積んでいかなければならない。
しかし、キャリアプランという言葉に苦手意識がある。
キャリア面談では長期、中期、短期の目標や、なりたい姿について聞かれるが、今を生きることに精一杯だと言いたいといつも思っている。

足元がおぼつかないのに、走ることなど考えられないように、プライベートのことが定まっていない中、将来のキャリアのことなど考える余裕がない。

プライベートが不安定ななか、キャリアプランを描くのは難しいとある上司に吐露してみたところ、キャリアは何パターンか考えておきなさいと言われた。

男性より女性の方が、結婚、出産がある分キャリアが描きにくい傾向にあると思っている。
今は結婚をして仕事をやめる予定はないが、相手が転勤をするなら休職をして付いて行くこともあるだろう。
自営業であれば私も手伝うこともあり、仕事をやめることもあるだろう。

そうすると描いていたプランは一気に崩れ去る。
それぞれの目標に枝分かれする前となると、今に集中することが大事になる。
今目の前の仕事をがんばろうとなるのだ。

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キャリア以外の今の目標は結婚して子供を産むことだ。
幼少期からのお母さんになることへの憧れは、具体的な夢になり、目標になった。
しかし、今現在結婚する相手がいないという大きな壁が立ちはだかっている。
結婚をしなくても子供を持つことはできるのだが、今は結婚して、結婚相手の子供を一緒に育てたいと思っている。

その目標のためには、結婚する前に恋人を見つけなければならないのだが、恋愛は仕事や勉強のようにうまくいかないことを現在進行形で痛感している。
「恋人を作る」や、「結婚をする」というゴールは決まっているが、時間をかけても誠実に向き合っても、努力が報われるかどうかは分からない。

このがんばり方でいいのかといつも不安になる。
しかも、恋人を作ることや結婚することだけが目的ではない。
そのあと、結婚することや結婚生活を続けて行くことを考えなければならないからだ。
周りからは焦ってはいけないと言われるし、焦ってもろくなことがないことは経験済みだが、やはり心のどこかでは焦っている。

キャリアプランを何パターンか考えておくのと同じで、常にこの人と結婚したらどうなるかをイメージすることは有効かもしれない。
しかし、人同士なので一筋縄ではいかない上に、簡単に想像ができる。

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ずっと独身の場合のキャリアプランからは目を背けたままだ。
理想のキャリアには、結婚と子供も関係してくるのかと思うと、より相手を見つけることに慎重になると同時にタイムリミットを意識してしまって焦る。
いっそ夢を抱かずに、なるようになるさ精神で過ごしたくなるのだが、時が立って過去を振り返ったときに、過去の自分を責めたくないと思った。
そのためには夢を方位磁石のように持って進むべき方向を自覚しておくことは必要だと思う。