ひどい言葉をいわれたら何年経っても覚えているものだ。

職場で言われた「足が短い」「こわそう」
なんとなく会話で言われた「目が小さいよね」

言われたのは、何十年前だろう。未だに誰にどこで言われたのかもはっきり覚えている。
そのときは、正面から刀で腹を切られた気分だった。そしてただ帰り道で思い出して、ただただ凹んだ。

そんな…目が小さいのは気づいていたが、面と向かっていわなくても….
こっちもそれなりに努力はしているんだ。
インスタでかわいいメイクの仕方をたり怖い印象にならないように、新垣結衣みたいな喋り方を真似してみたり、背が小さく見えない服とか検索したりさ….

そんなふうに何十年経っても、ふとした瞬間に思い出して私を凹ませている。

◎          ◎

でも、考えてみたんだけど、背が低いのも目が小さいのも生まれたときからのただの特徴。
仕方ないじゃないか。
私が努力しても少しはどうにかなるかもしれないが、ほとんどはどうにもならない。

結局、全部「他人の基準」で言ってきただけなんだと思う。

背が低くてもわたし。
目が小さくてもわたし。
なにがあってもわたし。
わたしなんだ。
そうなんだ。

そう考えたわたしは脳内に小さな武器を持つことにした。

それは「言葉の武器」である。

◎          ◎

次、誰かに「目が小さい」なんて言われたら、小さい目をもっと小さくして、 「そうなんですよ〜!」と言い返したり、「足が短い」なんて言われたら、「それ言わないでよ〜!」なんて、そう言い返してやろうと思う。

寝る前に思い出して泣くことがないように言い返すことにしたんだ。

傷ついたのはわたしの体の心。
体のすべての特徴もわたしの人生を共に生きる人生の一部なのだからそのままうじうじしてるのは、自分が可哀想って思ったんだ。

わたしはわたしのまま、目が小さいまま、背が低いまま胸を張って堂々と毅然とするのみなのだ。

◎          ◎

そしてここを見たコンプレックスを持つ皆さん。朗報です。
なんとこの武器、人によっては好意を持たれる可能性があります。

もし、コンプレックスを言われて

「ひっどーーい!!!!うるさいわねー!!」

そう返せたら、それだけで、

「芯があって素直でかわいいやつだな」なんて思われて、好きになられちゃうかもしれない。

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