ベッド・イン「受け身にならないセフレならいいじゃん!選ビッチでいこう♡」
バブル文化をリスペクトして、セルフプロデュースで活動中の地下セクシーアイドル「ベッド・イン」。バブルのオイニーむんむんの益子寺かおりさん・中尊寺まいさんが、ボディコンに身を包み、歌い上げるのは「コンプレックス武器にして、立ち上がれ」。ステージの上ではイケイケの2人もパジャマに着替えれば悩めるナオン。「かがみよかがみ」に寄せられたエッセイを読みながら、ゆるゆると語り合います。さあ、今夜もパジャマパーティー!寝させないわよ。
【今回のエッセイ】
今は”たまたま”フリーだから、気が向いたら時々寝るの。好きな時に彼を誘って、面白そうな飲み屋でお互い思う存分好きなお酒を飲んで、私の心を満たすの。愛という名の液体で。
ここにあるのは海のように深い愛と、振り回されない強い心。たくさん遠回りしたけど、ようやく辿り着いた今。もう私は何も怖くない。
セフレに恋した私が、彼を「都合のいい男」に仕立てるまで
中尊寺まいさん(以下まい): これはちゃんまい、めちゃめちゃ共感しましたね!でも、この投稿者さんのように「自分が振り回されてるんじゃない、自分の生活の中に彼がいるんだ」と思えるようになるには、結構時間かかったなあ(笑)。
20歳くらいのときに、DAISUKI! な人がいたんですけど、彼には8 人くらいセフレがいたんです。バンドマンだったんですけど、例えば、アゲウチ(打ち上げ)の時の雰囲気というか、女の勘ていうか、そういうのでわかるんですよね。「はいはいはいはい、あの人もあの人も……」って(笑)。現役セフレのみなさんも最早おおらかで「あら、新しい子がこの村に入ってきたのね」みたいに優しく迎え入れてくれましたね♡笑
まい「ウォンビーロングな道のり!セフレから2 年かけて本命になりました」
最初の頃は、彼に“夏ざかりほの字組”!もう、彼に夢中♡って感じだったので、いつ呼び出されても駆けつけられるようにと予定をいれないで待っていたこともありました。不義理だけど、ともだち●ことの予定を変更してもらったり、断ったりしたこともありますよ。でも、ある時「このままではあの村の人たちと一緒だ!重い女と思われたくないし都合よく思われたくない!」と思って、待つのをやめました。それが良かったのかな。彼がどんどん、他のセフレを切っていき、2 年かけて本命になったんですよ…ウォンビーロングな道のりでしたが、セフレから本命になる方法についてはまたの機会にお話しますね♡
益子寺かおりさん(以下かおり): 「セフレ問題」は、女友達の間でもよく出る話題よね…!セフレって、その人が心のバランスを取るうえで必要な存在だったりするから、わたしは全然アリだと思っているわ。誰かに迷惑をかけなければね♡ある意味、自分自身のことをよく知ってると思うし、賢いと思うの。でも、そこで悲観的になっちゃうのは勿体ない~!
遊びの関係は、楽しまなきゃソンソン♡
これは恋愛全般に言えることだけど、すべてを相手に合わせたり受け身になっちゃうと、相手の言動に一喜一憂しちゃったりして、擦り減っちゃうのよね…。体から始まる関係なんていっぱいあるし、相手をより深く知る手段のひとつとして、まずは「試乗」した方がモアベターだとは思う。だけど「メンズに求められるから」って何となく体を許したり、相手の言われるままに従う「サセ子ちゃん」になったらペケよ!もっと自分を大切にして~!って言いたくなっちゃう。
そうじゃなくて、自分の意思を持って、肉食かつ能動的に動くことが一番大事MAN !「自分がヤリたくてヤッてるんだ!」っていう、強い意思がなくちゃ…♡「自分が望んで始めた」ってことが明確であれば、相手のせいにしなくなるし、自然と悲観的にもならなくなるわヨ♡私は、むしろ「自分がメンズを抱いているのだ!」くらいタカビーな気持ちですらいるわ(笑)そうすれば、ナニが起きても自分のケツは自分で拭くぜ!って男前な気持ちになるし、女友達にも“面白チン事”として、カラッと笑って話せるしね♡
まい: そう、ヤリマンたるもの、自らの意思で行動しメンズも選ぶ“選ビッチであれ!”と思います。私の自分ルールは「絶対に受け身にならない」っていうこと。セフレに会うのはスタジオ予約するのと同じ感覚。「私はこの日あいてるんですけど、予約とれますか?」みたいな(笑)自分本位というよりも、対等であるべきじゃないですかね。
とにかく、この投稿者さんの気持ちが伝わる文面が素敵。自分を鼓舞してる感じが伝わる文章だよね。弱みを見せられるのも強いなって思います。
中尊寺まいさん
かおり: ほんとそうよね!投稿者さんの“彼が「つきあおう」なんて言ってきたら、「仕方ないから付き合ってあげる」って言ってあげる。”って一文とか、トレンディードラマみたいでタマランチ会長…! A 女E 女にしか書けない表現だわ♡いっぱい悩んで葛藤して、乗り越えたからこその、芯のある強さを感じる。
彼女が見出した「自分が可哀想」ではなく、「彼はキープよ」っていうポジティブ・チンキングがあればダイジョーブイ!セフレって、いい関係になるor ならないは、自分の考え方次第だと思うな♡
かおり「遊びの相手とは、線引きを明確にするのが大事MAN ♡」
かおり: 私もガラスの二十代のころは、遊びのメンズにZOKKON 命になっちゃって、まいっちんぐ!な経験もしたんだけど、普通の恋愛よりも悩んだり気疲れして、モヤモヤしてるこの時間、無駄だなって思うようになり(笑)ロンモチで本命クンだったら、駆け引きも含めて大事MAN なプロセスだと思えるけど、遊びの関係なら、そこは別に要らないかなっていう。だって「セフレ」ってお互いの快楽を追求しあう、ABCDE 気持ちになることを目的としてる、わかりやすい関係じゃない?お互いが自分勝手になってもいいはずよ♡配慮や気遣いは「セックスフレンド」という名の通り、友達くらいの塩梅でネ!
すったもんだがありまして、自分の場合は、遊びの相手とは「線引きを明確にすること」で楽Twin Twin ブラブラになりましたね!悲観的になって悩んでる子たちにオススメなのが「私たち、遊びの関係よね?♡」と、先にセフレの関係であることを宣言して、お互いの立ち位置を明確にすること♡私は割と何でもズバっとコミュニケーションしちゃう性分っていうこともあるけど、付き合う気がないのなら、お互いにしっかり線を引き、本気にならない・させないのが、遊びの関係におけるマナーだと思っていて。曖昧な関係を楽しめればいいけど、モヤモヤするのが嫌とか、恋愛トラブルを招きがちな体質の人には“きクぜ”…!実際に悩んでた女友達もコリで解決してましたヨ♡
益子寺かおりさん
先に宣言しておくと、心地よい距離感を保てるし、お互い何をどう求めているかがわかるから、コミュニケーションも楽。そうすれば、会いたい時にだけ連絡を取り合えばいいし、会いたくない時は無理に会う必要もないし、相手に大きな期待もしないで済む。お互いにとって「都合のいい相手」になることができるんです。WIN-WIN の関係ってヤツね!そうするとHow many いい関係でいられるから、お互いの恋や性の悩みなんかも話せるようになったりなんてコトも♡
まい: 私は「セフレ」を明言しないなあ。もしかしたら、セフレから恋人になるかもしれないし、何が起こるかわかんないじゃないですか……ズルい?♡(笑)私の場合、その距離感は相手によりますね。かおりさんがいう、駆け引きみたいなモノも存分に楽しめちゃうタイプなので、相手の気持ちも汲んで、この人とはこういう関係、この人とはこういう関係…って。でも例えば、こちらに付き合う気がないのに好意を感じていたら、先に「セフレでいましょう」と言いますよ。
もし、好きになっちゃったら、セフレをやめるか、告白するか、足りない部分を他の人とも遊んでバランスとりながら、虎視眈々とその時を待つか、の三択じゃないですかね。好きになっちゃうと、断れないのもわかるけど、自分がすり減っていきますからね。
まい「セフレは始まりがないから、終わりもない」
まい: 私の場合、セフレは友達プラスアルファみたいな感じかなぁ。セフレから友達になることも、友達からセフレになることもあるし、友達として普通に話したいことも、聞きたいこともあるし、でも、友達とは違う“何か”も少しは欲しいっていう…要するに、私、わがままジュリエットなんですよね♡(笑)私の場合、デートなんてしないで今すぐしたい人もいるし、デートしてイチャイチャしたい人もいるから、なんとも言えないな〜。どっちにしても興味と下心がないとそんな関係にならないと思うんですけどネ…っていうか、セフレって始まりがないから、終わりもないよね。契約じゃないし。
かおり: 確かに「恋人と別れた」はあっても「セフレと別れた」ってあんまり聞かないよね。本命の恋人ができたら暗黙のルールで会わなくなったりしても、フリーになったらまた何となく「ひさしぶり!」って会って、関係が続くっていうケースが周りでも多い気がするわ。
まい: それってセフレに限ったことじゃないよね。女友達でもそうかも。例えば、毎日一緒に飲み歩いていたような飲み友達がいても、彼女が出産・妊娠したら、会う頻度は減っていくよね。だけど、また子どもの手が離れたら一緒に飲むこともあるかもしれない。そう考えると、終わりがないのは普通の友達もセフレも一緒かもってよく思うの。
かおり: な~るほどTHE ワールド!そう考えると、セフレもひとりの大事MAN な友達だよね。投稿者の方も言ってるけどさ、「心を満たしてくれる」存在なのだもの。まさに「ともだち●こ」…!な~んちゃって♡(笑)
ミニアルバム「ROCK」発射オーライ
踊れる〝ボディコン・ロック〟をコンセプトに掲げてきたベッド・インが、 より激しく、よりセクシーに、ロック要素を色濃く抽出したミニアルバムを完成させた! 作曲家の渡辺和紀氏、渡辺未来氏とふたりが共同制作して作りあげたベッド・イン史上最もハードなナンバー「We Are 〝BED ・IN“ 」や、 おギグでも大切に演奏してきた「SHOW ME POWER」をマンをジして音源化! ベッド・インの新たなるステージを予感させるオリジナル全5曲。
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