ベッド・イン「パートナーのためにできることは、家事だけじゃないよね♡」
バブル文化をリスペクトして、セルフプロデュースで活動中の地下セクシーアイドル「ベッド・イン」。バブルのオイニーむんむんの益子寺かおりさん・中尊寺まいさんが、ボディコンに身を包み、歌い上げるのは「コンプレックス武器にして、立ち上がれ」。ステージの上ではイケイケの2人もパジャマに着替えれば悩めるナオン。「かがみよかがみ」に寄せられたエッセイを読みながら、ゆるゆると語り合います。さあ、今夜もパジャマパーティー!寝させないわよ。
バブル文化をリスペクトして、セルフプロデュースで活動中の地下セクシーアイドル「ベッド・イン」。バブルのオイニーむんむんの益子寺かおりさん・中尊寺まいさんが、ボディコンに身を包み、歌い上げるのは「コンプレックス武器にして、立ち上がれ」。ステージの上ではイケイケの2人もパジャマに着替えれば悩めるナオン。「かがみよかがみ」に寄せられたエッセイを読みながら、ゆるゆると語り合います。さあ、今夜もパジャマパーティー!寝させないわよ。
【今回のエッセイ】
一番知りたかったのは、別れる理由。意を決して聞いてみると、なんとなく予想していた返事があった。「結婚後の生活が見えてこなかった。だって、家事苦手でしょ?」。家事という単語にわたしは敏感だ。彼の言う通り、わたしは家事が苦手だ。
家事ができないと結婚できない?「家事が苦手」と胸を張りたい
益子寺かおりさん(以下かおり):タカビーな女王気質だからか、私はご奉仕がDAISUKI!なメンズと交際することが多くて♡プレイの一環にでもなってるのかしら…?お願いしなくても、家事をすすんでヤッてくれる人が多いですね。ロンモチで自分もヤるけど、家事に対するこだわりや情熱がなくて…!(笑)独自のこだわりがある母の影響なのかな、子供のころ良かれと思って手伝ったら「ちょっと、キッチン触らないで!」って怒られたりしたから、「家事をやることで、必ずしも相手が喜ぶとは限らない」と悟ったのかも。だから恋愛関係においても、基本的には相手がヤらないor苦手な家事ジャンルを自然と自分が担当するスタンスですね♡
中尊寺まいさん(以下まい):私は逆で、どっちかと言うと全部やりたいタイプ。祖母の代から「男の人に家事をやらせてはならぬ!」と言う家庭で育ったので、家事の一切は女性がやるものって感じだったし、それが当たり前でした。小さい頃から「ほら、パパのグラスが空いてるでしょ!」って、すぐ注がないのは気が緩んでるからだ!ボ〜っとしてないで、常に気を張っていなさい!と教え込まれてきました。我が家では父のことも「殿」って呼んでたんだけど、まさに、殿様のような扱いでしたよ(笑)
実家を出たのも早かったし、家事がDAISUKI!ってわけではないけど、全然苦ではないなぁ〜って感じ!
かおり:昔からちゃんまいちゃんは、アレコレ彼氏の身の回りのお世話サマーをしてあげてるイメージあるな~!私からすると、過保護なくらいに…(笑)
まい:そうなんですよ、そんな環境で育ったからなのか、ヤりすぎちゃうんですよ…。
まさに「ご飯にする?お風呂にする?」みたいな世界!ご飯も、お風呂も、帰ってくるタイミング見計らって用意しちゃうし、朝ごはん作って、お弁当作って、掃除洗濯して…。不器用すぎるメンズには魚の骨をとってあげたり、貝をむいてあげたり……(笑)そういうのが全然苦じゃないんですよ、困ったことに。
かおり:私が交際するメンズくんが、どれくらいご奉仕精神グンバツかというと…たとえば過去には、夜寝る前に私が「マンゴープリンが食べたいなあ~…」と独り言のように呟いただけで、翌朝起きたらテーブルの上にマンゴープリンが置いてある…なんてことが日常茶飯事な人も…!(笑)
だから料理も私が「おなかすいた~!」って言ったら「よっしゃ任せろ!」って張り切ってガンバルンバしてくれたりしますね。意識はしてないけど、何かしてくれた時には、感謝や嬉しいという感情は全力で伝えて、「はぁぁん、天才~~!」「えら~い!ヨシヨシヨシヨシ!」ってムツゴロウさんばりに褒めている気がするわ…うふふ、まるで調教ね♡
まい:需要と供給ってあるよね!一度だけ、家事が得意な人と付き合ったことがあったけど、こだわりが強くて疲れちゃったんです。有機野菜じゃないとダメとか、この洗剤じゃなきゃ嫌だ!とか、この畳み方じゃないと気持ち悪いとか。しばらくは、彼のことも好きだし、合わせたりできるんだけど一方通行すぎると無理が出てくる。なにより、私自身が尽くされ慣れていないので、居心地が悪かったんですよね。
「じゃあ、全部、お願いね〜♡」って言うのができなくて、何をしてもらっても「申し訳ない…」という気持ちになっちゃって。
なので、私の場合は、かおりさんのように「お腹すいた〜!なんか作って!」って言ってくれるパートナーの方が一緒にいて気楽で良いんです。「まだ〜??」って言いながら台所来てくれるくらいの方が。
かおり:ほんとに真逆~~!(笑)でも要はバランスだよね。私の場合はメンズにご奉仕してもらうぶん、海のように甘えさせてあげる…♡ジュディ・オングさんの「私の中でお眠りなさい」精神でね…♡ネガティブ・チンキングになりやすいTOO SHY SHY BOYが多いからかな。自分が相手の精神的な支えになることで、結果的にバランスが取れている気がする。どんな悩みも親身になってとことん聞くし、辛いときや弱気なときには励まし、仕事も全力で応援!心の栄養ドリンクよろしく、前向きなモチベーションをズッポシ注入、みたいな♡
CHUワケで、今回のテーマは「家事」というくくりになってるけど、結局のところホスピタリティーの問題なんじゃないかしら?♡パートナーにしてあげられることは、家事だけじゃないよね。相手のことをどれだけ思いやって、何をしてあげられるか…それが一番大事MAN!なので投稿者さんのように、家事が苦手なのは問題ないけど、他の部分でパートナーに貢献できる方法を探せばモアベターなんじゃないかな♡
まい:そうだね。自分の弱い部分を支えてもらったり、自分にできない部分で助けてもらえると本当に有難いなって思う。あとは、自分がしんどいときに、ちゃんと「疲れた!」「手伝って」って言える関係かって言うのが大事MANなんじゃないかな。どんなに家事が好きでも、今日はご飯をつくるのがしんどい…って言う時あると思うんですよ。そう言う時に「今日は外に食べに行こうか」って言ってもらえるだけでもマンモスうれPし、気遣いを感じるますね。
逆に言えば、家事をしてあげたからって相手をどこまでも繋ぎとめられる訳じゃないから、絶対!
かおり:お互いが無理なくABCDE気持ちに過ごせる、丁度いいバランスを見つけられたらいいよね。たとえ家事が苦手でも、別の武器があればダイジョーブイだと思うの!とことん甘えさせてあげるでも、テクニシャンで床上手でもいい。家事以外の部分でリスペクトし合えてさえいれば、きっと問題ナシンコよ♡家事を重要視しないメンズもいるし、投稿者さんもそんな人を探しつつ、別の武器で心とイチモツを掴んでみては…?♡
まい:あと、今は苦手かもしれないけど、すごくスキスキス〜になる瞬間があるかもしれないしね!
かおり:まさに最近の私がそれ!コロナによる自粛期間中に料理にハマっちゃって、欲望のままにクッキング・パパしてるの♡前まではちゃんとした料理なんて週に1度するか・しないかだったのに、今はほぼ毎日作ってて、自分でもぶっとびぃ~!(笑)もともと食べることが生き甲斐なくらいスキスキスーなんだけど、外食できないぶん、食への愛が自炊に向かって爆発してる…!明日ナニ食べよっかな~って冷蔵庫にある食材同士の“ねるとん”をしてメニューを考える時が幸せ~♡
まい:ずっと家にいると、ごはんのことを考える時間も増えるよね。日頃から自炊派ではあるけど、特に今は、冷蔵庫の食材を、頭の中のスケジュール通り無駄なく使えるから「カ・イ・カ・ン…!」って感じ♡
かおり:手際もよくなったし、レシピを見なくても味付けが本能でわかるのは、自分でも新発見…!食いチン坊なだけある、と自画自賛しているわ(笑)ガラスの三十代になって、こんな“驚きものの木20性紀”な出来事もありますからね。すべてはパッション次第!苦手意識があることも、ヤッてみたら案外どう転ぶかわからないゾ~♡
踊れる〝ボディコン・ロック〟をコンセプトに掲げてきたベッド・インが、 より激しく、よりセクシーに、ロック要素を色濃く抽出したミニアルバムを完成させた! 作曲家の渡辺和紀氏、渡辺未来氏とふたりが共同制作して作りあげたベッド・イン史上最もハードなナンバー「We Are 〝BED・IN“」や、 おギグでも大切に演奏してきた「SHOW ME POWER」をマンをジして音源化! ベッド・インの新たなるステージを予感させるオリジナル全5曲。
photo:Sakawaki Takuya
ちゃんまいさんのネイル
中尊寺まいさん
益子寺かおりさん(左)、中尊寺まいさん
益子寺かおりさん
photo:Sakawaki Takuya
益子寺かおりさん
中尊寺まいさん
photo:Sakawaki Takuya
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かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
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