きれいでいたい。美しくありたい。でも、それはだれのため? 自分のため? 周囲の目や声を意識しながらも、「自分らしく」生きていきたい。理想と現実のはざまで自身を振り返り、見つけた気持ちがつづられたエッセイが集まりました。

サイトオープンから1年、「見た目」カテゴリに投稿された226本のエッセイのうち、最も多くの方に読まれたエッセイをご紹介します!

<第1位>

大学生で初めてブスいじりをされた。私は整形をした(ふらいどぽてと)

【あらすじ】大学に入って初めて「ブス」と言われた私は、顔の整形を決断する。努力した自分を好きになり、他人の評価を気にしない生き方を願うが、かけられた言葉の「呪い」は……

サークルでの「ブスいじり」が原因で大学2年生の頃に整形をした、ふらいどぽてとさん。
同じ悩みや経験を持つ多くの方に特に読まれたエッセイでした。

投稿者のふらいどぽてとさんから、エッセイに込めた想いや、読者の方へのメッセージをいただきました。

~ふらいどぽてとさんからのメッセージ~

ふらいどぽてとです!たくさんの方に記事を読んでいただけてとても嬉しかったです。お時間割いてくださり、ありがとうございます!

自分のことを可愛いよ!素敵!と思いつつ、
まだどこかでブスだと思う自分もいるのです。そんな意地悪な自分がたまーに出現しては私を苦しめてるのが近況です。

整形して努力して可愛くなって前より幸せになった。でも最近引っかかるのです。

痩せてないと美しくない、色白が美しい、目は大きいものが美しい、など美には模範解答が存在するように思えてなりません。でも、本当にそうなの?それが美なの?世界中が恐ろしい呪いにかかっている気がする。美の正解、不正解って誰がなんの権利で決めたんだろう。でもなにかの空気に、時代に、強制されてその正解に当てはまらない自分はブスと思ってしまうのです。

私は美の模範解答に答えた。顔を切り裂いて努力して可愛くなれた、そこにはきちんと幸せがあるけど。でも、なんだか、複雑な気持ちを最近は持っています。

今感じている素直な気持ちをそのまま書きました。方法も目的もわからない、考えなきゃ。でも、全世界の女の子が心から自分を愛せる日が来て欲しい。

ふらいどぽてとさん、想いの詰まったエッセイを、ありがとうございました。

<第2位>

自分を好きになるって?10キロ痩せて見えたこと(ひじり)

【あらすじ】苦しいダイエットを続けて、10キロの減量に成功。くびれたウエストを手に入れた私は、自分自身が嫌いになっていた。気付いたのは、自分を幸せにしてくれるものが何か、ということ。

「見た目」カテゴリで、年間2番目に読まれたのは、10キロ痩せた「後の」話が綴られたエッセイ。

自分を好きになるためにダイエットに励みながらも、「10キロ痩せても私は私のことが嫌いだった」というひじりさん。
最後まで読みやすい文体で、「本当に好きな自分」を見つけられた、という結びにも、前を向けるような読後感が印象的でした。

<第3位>

お椀型のおっぱいを求め悩んだ日々。そして気づいた理想の形とは(スズキコトハ)

【あらすじ】胸の悩みは人それぞれ。理想の形をしたおっぱいを求めて悩んでいた私は、下着売り場でブラジャーに詳しい「ヴィーナス」と出会う。

第3位は、胸の悩みを綴ったスズキコトハさんのエッセイ。

「おっぱい」に向き合ったコトハさんの心情が、軽やかな筆致で綴られています。

以上、「見た目」カテゴリーの年間読まれました賞でした!
9月4日まで、毎日1カテゴリーずつ発表していきます。おたのしみに!

◆1周年記念エッセイコンテスト実施中

5組の特別審査員による1周年記念エッセイコンテストを開催します。
憧れのあの人に自分のエッセイを読んでもらえるチャンス!投稿お待ちしております。