初めまして。 私は23歳、医療事務として働いているものです。
色々あって不安障害を患い、服薬治療と自宅療養の末、社会復帰をしています。

そんな私には、2年半付き合っている彼氏がいます。
恋愛下手な私は、付き合って1ヶ月も経たないうちに嫌になって別れてしまうことが多々ありました。しかし、今回の彼は2年以上も続いていたため「幸せをくれるのは、今の彼しかいない」という謎の固定概念に囚われていたのです。

しかし、最近気付いてしまったのです。
私、今の彼とでなくとも幸せになれるなって。

私は自分のことを知らない「遠い存在の誰か」に会いたかった

今まで自分の幸せとはなんなのか、よく分からなかったのですが、1番幸せな時って別に彼といる時じゃないってことに気付いたんです。

仕事で休養を1ヶ月頂きました(診断書を心療内科に書いてもらった)。
私の診断は“不安障害”というものだったので、このことを知らない、説明しなくてもいい遠い存在に会いたかったのです。

私は思い立ったらすぐ行動って感じで生きてきたので、何を思ったのか今すぐ、自分のことを知らない人に出会うためには、ちまたで噂の“マッチングアプリ”だと閃き、すぐに登録しました。

「いやー、なんなんだこの世界は!!」
マッチングアプリの個人的な第一印象は、割とイケメンが多い、ヤリモク過半数以上、すぐ出会えるって感じでした(笑)。
私はアプリ上で、横顔の写真で登録していたので、相手には顔だけは分かる状態でした。顔を見て「いい」と思ったら、相手の私への第一条件はクリアってわけで、そこからは簡単すぐに会う人が決まっていくのです。なんだかワクワクしました。
不安障害といっても、仕事の間に症状が出てしまうだけだったので、日常生活ではなんら問題なかったのです。

もしかしたら…心療内科の先生と話すより、効果的な治療法かも?

すぐに年下のイケメンと会うことが決定しました。会った瞬間「イケメンすぎ、顔スキィィィ」ってなってしまって、久しぶりにドキドキした気持ちを抑えることに精一杯でディナーは終了しました。

たまたま運が良かったのかもしれませんが、その方はすごく紳士であり、私の話をずっと聞いてくれたのです。
心療内科のおじいちゃん先生より、とっても良くなる治療法じゃんって思い、笑ってしまいました。しかも無料。
「彼氏にも伝えることを躊躇していたのに、まさかマッチングアプリで知り合った初対面の人に不安障害のことを伝えることができるなんて!」そして、「不安障害の私の話を受け止めてくれるなんて!」と感動すら覚えました。

たまたまいい人に出会えたってのもあるかもしれませんが、私は自分のことを何も知らない人だったらなんでも話せるかもしれないって思ったんです。
理由は、今回会って話すだけ話して嫌になられても、次に繋がらないだけだし、その日だけの関係で友達でもない他人だったからです。

友達に話すより、私を知らない人に話すほうがめんどくさくない

友達に話すとめんどくさいことも多いけど、私にとってマッチングアプリはイケメンと出会えて、話も聞いてもらえるものでした。
その時間が幸せだった。
話を聞いてくれるイケメンがいるだけで、幸せだったのです。

付き合っている彼氏は、あまり聞き上手じゃないし、なんというか淡白な方でイケメンではありません。
私がマッチングアプリで出会ったイケメンは「この後どうホテルに持ち込もうか…?」などと考えいるかもしれませんが、表面上は、優しく話を聞いてくれるのです。それだけでよかったんですが、今でもその年下イケメンとは、ご飯に行くことはありますが、体の関係はないです(笑)。

マッチングアプリ最高!
また、何か話をしたい時、登録しようかなーと思います。