峯岸みなみ×整形アイドル轟ちゃん「YouTubeはコンプレックスを武器にできる場所」
AKB48最後の一期生である峯岸みなみさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組「やっぱり今日も褒められたい」(TOKYOFM木曜21時スタート)。毎週登場するパートナーとともに、お互いを褒めあいながら、それぞれの価値観や悩みをシェアしていきます。かがみよかがみ連載コラム「できれば明日も褒められたい」とコラボし、ラジオの様子をぎゅぎゅっと凝縮してお届けします。※内容は放送をもとに再構成しています。
AKB48最後の一期生である峯岸みなみさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組「やっぱり今日も褒められたい」(TOKYOFM木曜21時スタート)。毎週登場するパートナーとともに、お互いを褒めあいながら、それぞれの価値観や悩みをシェアしていきます。かがみよかがみ連載コラム「できれば明日も褒められたい」とコラボし、ラジオの様子をぎゅぎゅっと凝縮してお届けします。※内容は放送をもとに再構成しています。
峯岸みなみさん(以下峯岸):きょうは数あるコンプレックスをお互いに暴露し合いながら、向き合い方について話していけたらいいなと思います!整形した人のほとんどが、自分自身のコンプレックスが原因となっていることが多いという話を聞くんだけど、整形後の今はコンプレックスはなくなったって感じる?
整形アイドル轟ちゃん(以下轟):コンプレックスが完全になくなることってないなあ。軽減される部分はあると思うんだけど……。例えば、私は2回顎の骨を切っているんだけど、それでもやっぱり長いなって思っちゃう日がある。
峯岸:骨を切るって、二重の手術とかに比べて、お金も時間結構かかるんじゃない…?
轟:1回目が150万円で、2カ月前にやったのが200万円。そのお金をもっと別のところに使えばいいのに、っていう声ももらうんだけど、違うんだよね。「もう整形しなくていいよ」と言ってくれるファンの方もたくさんいて、それはすごくうれしいんだけど、自分が気になっちゃうんだよね。そういう風に応援してくださってる声を聞くと、裏切っている気持ちにもなる……。
峯岸:自分にしかわからないことだよね。自分の顔だもんね。私も自分の顔が嫌い。特に横顔。できれば、人の横に座りたくない。鼻がないからのっぺりしすぎちゃう。……言い出したらきりがないよね。
轟:私はみぃちゃんのYouTubeとかみてて、横顔が丸くてきれいだなって思っていたよ。
峯岸:うれしい!私にそう思ってくれてるように、轟ちゃんのファンも「きれいだよ」「気にする必要ないよ」って思ってくれてるんだよね。でも、気になっちゃう…。
轟:過去に言われたことがずっと残ってるんだよね。私は小学生くらいからアイプチをするような、ませた小学生だったんだけど、その時はまだコンプレックスじゃなかった。あるとき「目が小さい」って他人に言われた言葉が今でも心に刺さったままなんだよね。
峯岸:私の場合は、ネットの書き込みで「峯岸は、トークもダンスもそこそこできて、あとは顔が良ければ完璧だったね」というのが今でも刺さってる。
轟:傷つけようとしてくる人の言葉なんて、聞かなくていいのに、刺さっちゃうよね。
峯岸:整形しようか悩んでいる子がいたら、なんて声をかけてあげますか?
轟:よく考えて、ですかね。
峯岸:シンプルだ!
轟:私は整形してよかったと思った組だけど、整形依存になった、お金がたりなくなっちゃったっていう現実的な問題がないわけじゃないから。ひとりひとり、合う・合わないがあると思う。だから、自分に本当に整形が必要か、悩みきってからにしてほしい。整形をやると決めている子には、勇気を与えたいけど、まだ迷っている子には諦めてほしい、抑止力になれたらいいなと思って配信しています。こういうつらいこともあるけど、大丈夫?それでもやるの?って意思確認をしてもらいたいです。
峯岸:すごく良心的……!整形は悪いことじゃないし、やって前向きにやれるなら、選択肢の一つとしてありだと思います。ただ、やる前に、こういうことも考えてねという轟ちゃんからのありがたい言葉でした。
峯岸:私もYouTubeを始めているのですが、YouTubeをするにあたって、何かアドバイスいただけるとうれしいです。
轟:なんだろうな。私はテレビとYouTubeって全然違うなって思っています。例えば、芸能人の方がYouTubeにくるとすごく盛り上がるんだけど、一方で「雲の上の人」っていう感じがしちゃう。YouTubeって一般人だからこそ見たい、みたいなところあると思うんだよね。私の場合も普通の女の子が、試行錯誤しながら整形して、失敗して……っていうところに共感して「私も同じ悩みを持っている!」と見てくれたと思っています。
芸能人は、キラキラして、オーラもすごくて、おしゃべりも上手で、憧れのひとってなると……。
峯岸:完成されすぎてるとつまんないのかな。もっと試行錯誤してたりとか、自分たちと同じ人間だっていう瞬間を見たいのかもしれないね。
轟:だから、みぃちゃんがメイク動画でスッピンさらしているはすごく良いなと思って。
峯岸:それこそ、コンプレックスが武器になる市場だよね。どんなつらいことも、配信することによって、こんなプラスになるんだなってYouTuberの人をみてて思うもん。
本当に素敵な女性です。さらに自分を好きになるために、痛いこと、つらいことを自分で選択して、乗り越えて、ここまで強く明るい女性になったということで改めてリスペクトの気持ちが高まりました。かっこ悪いところを人に見せることで、人に勇気を与えるだけじゃなくて、抑止力にもなっている。両方の意味をもって、動画を配信していることに、責任感と人の良さを感じました。この人についていきたいなと思える女性です!
本当のアイドル、憧れ、雲の上の人みたいなイメージが元々ありました。外見がかわいいのはもちろん、話もすごく上手で、文章も書けて、全てが完璧な人。それなのに、すごく打ち解けやすかった。しゃべっているときに、目を見てくれるので、すごく聞き上手。偏見の目を持たずに、1人1人のことをしっかり見てらっしゃる方なんだなと。さらに憧れの存在になりました。
収録全体を通して、「プロだ!」と改めて思いました。
台本にないアドリブも、私への問いかけも、優しさに溢れていて尚且ついろん
なことを考えて話していらっしゃるなと。
私自身誰かと話すことが得意ではないのですが、みぃちゃんと話していくうち
に緊張も解け、楽しく時間を過ごすことができました。
「相手を自然体にさせる」というのはとても難しいことだと思いますし、私に
はできないので純粋にすごい!と思いました。
本当に楽しかったです!
◇放送時間:木曜日21:00-21:30 ◇出演者:峯岸みなみ(AKB48) AKB48の1期生で、朝日新聞の女性向けWEBコラムサイト「かがみよかがみ」内でコラム連載を持つ峯岸みなみの新番組がスタート!アイドルとして15年の活動を経て、30歳という年齢が見えてきた一人の女性としてリスナーと本音で向き合う30分の番組です。一日の終わりくらいちょっと褒められたい。そんな思いを共有しませんか? 番組HPはこちら
AKB48の最後の一期生で、アイドル歴14年の峯岸みなみさん。新型コロナの影響で卒業が延期となり、アイドル“留年”中のいま「かがみよかがみ」でコラムニストデビュー!「他人に褒められることをモチベーションに生きてきた」というアイドル時代を振り返りながら “宿題”に向き合います。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。