なんと、こんな私に最近、彼氏が出来たのだ。今回は、ただの惚気コラムなんかではなく、私が経験した恋愛体験を語りたい。 

4年以上もの間、私には正式な彼氏はおらず、曖昧な関係のような人(ワンナイトは除く)が数名いた。彼らの顔と名前はもう忘れたが、確か数か月の関係しか持っていなかった気がする。

曖昧な関係の彼らに期待して、あわよくば「彼女」にしてほしかった

彼らとの曖昧な関係の期間中、私は何をしていたかというと、“ネットサーフィン”だ。何を検索するかというと、勿論恋愛関係の事や今日の運勢、〇〇知恵袋やら。挙げたらキリが無い。

恋愛関係の事は、LINEの繋げ方やお願いの方法、曖昧な関係は何をするのが普通か、セフレを持つ上での心構え等々…。そんなネットに頼りながら、私は曖昧な関係の彼らとの関係性を崩さないよう、一生懸命努力していた。

今考えるととても馬鹿らしいが、彼らと会う前日にはネイルとマツパをし、当日の朝には美容院の予約までして彼らと毎回会い、以前の雰囲気とは変わった自分に気付いてほしかった。あわよくば、“彼女”にしてほしかった。叶うはずもない希望を持ち、私は生きていた。

今の彼の前では、自分を作り込まず「本能のまま」でいられる

だが、段々と自分の仕事が忙しくなってきたこと、彼氏を作らなくてもプライベートが充実してきた頃に、今の彼が現れた。タイプの見た目では無かったが、初対面の時から波長が合った。

そして、考え方が似ていた。初めて会った日から、何となく彼と仕事終わりに会い、何となく気になり始め、何となく好きになっていった。「あぁ、私恋してるんだ」と気付いた時には、もう付き合っていた。

今の彼に対しては、多少のイラつきも覚える事はあるが、喧嘩になりそうになった時点で、話し合いをして場が静まる。何よりも、パートナーがいるという安心感は大きい。

そこでふと最近考え始めたのが、なんでこんな私が彼氏を作れたのか、という疑問。

答えは一つ。それは、“本能的に動いたから”。彼と出会ってから、昔みたいに恋愛に関してのネット記事に目を通しておらず、前よりもお金をかけてオシャレをしなくなった。というより、自分の好きなファッション、スタイルで毎日過ごしている。

未来は誰にも分らないけど、自分で考えて「行動」する事は出来る

ここで気付いた。ネットや雑誌、本屋などで連なる数々の恋愛白書は、面白くて勉強にはなる。だが、全てを鵜呑みにして、自分のスタイルまで変えてはいけないという事だ。

それと恋愛白書に書かれている記事は、誰に対しての記事なのかも、考えておいた方がいいかも。付き合いたてのカップル向けか、浅い日数しか過ごしていない曖昧な関係向けか等々…。

あまり関係ないが学生時代、友達と恋愛白書の記事を読みながら「今の彼氏は大丈夫!」と意気込んでいたころが懐かしい。

勿論、今の彼氏との関係がずっと続くとも思ってないし、明日には「別れよう」と言われるかもしれない。自分の未来は、誰にも分らない。

だが、自分で考えて行動する事は出来る。これからどんなに楽しい恋愛、辛い恋愛、色んな経験をしようとも、自分の『恋愛白書』に従って進んでいきたい。自分にとって最高な『恋愛白書』を見つけ出すまで。