口をあけすぎない、丁寧にお礼を。計算し尽くした私のこだわりの「食べ方」

私が意識している「食べ方」の自分だけが気づいている可愛さについて書きたいと思います。
美味しいものをぱくっと食べる時に、【ほんの気持ち少しだけだけど小さめの口で開けている】のが私のこだわりです。文章にすると、こだわりと言えるのかすら怪しいくらいのもの。
例えば大きめのシュークリームも、大きさに合わせて大口をあけて食べたいし、有名メーカーのカップ焼きそばもガバっと5口くらいで食べ切れるポテンシャルはあります。けど、他人が見た時に「この人、こんな顔して食事するんだ…」と思われてしまうのは少々悲しいので・・。というか、大人になると「うわっ」て思われても、指摘すらされず少し冷ややかな目で見られておしまいなんですよね。超ゾッとする。だから、横に口をあまり開けすぎないようにしています。ただし気を抜くと味わう事にばかり意識がいくから、結構難しかったりします。人って食べているときは無防備だっていいますよね。。
あと実践しているのは、運ばれてくる料理をしっかり見続ける。するとほら、「へー、美味しいもの大好きなんだなあ」ってイメージが付きますよね?それとも「食い意地がはっているやつだ」と思われてしまうのかな。
また、一回は店員さんの目を見て「ありがとうございます」と言うこと。落ち着いたトーンでいうのがコツ。これで「お、意外と礼儀正しいとこあるじゃん」ってなる。はず…!笑
もう今回ばかりは言わせてほしい。これ全部無意識なんかじゃなく、執念の計算です。
でも、誰も傷つけない計算だし良いんじゃないかなあって思ってしまうのです。
そして絶対に気をつけているポイントは「異性の前だけに特定せず、全人類の前ですること」です。異性の前だけするのは、ただのぶりっ子止まりだし。特定の人の前でするのは、今回のテーマである「自分だけが気づいている可愛さ」というよりも、「他人に気づいてもらうための可愛さ」な気がしてしまうのです。周囲と自分のしたいことのバランスをとって行動できる人が、老若男女を癒やして、愛でたくなる世の中になっている気がするなぁ。天然で、生まれ持った個性じゃなくたって、それはそれでいいのです。
この先も私は自分だけのこだわりで居続けていたい。ああ難しい。誰かに気づいてもらえることなんて、これからも無いのかもしれない。だけどそっと私の一部として、すりこんでいけるようになりたいなあ、と思います。祝杯のときは目の前のご馳走に夢中で、忘れてしまうのかもしれないけれど、自分だけの気付きだから、ね。
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