現実世界でもいません?前提を見ず、鬼の首を取ったように怒り狂う人

結構前だが、1人の母親が放ったこんな話題がバズった、というか賛否を呼んだ事を覚えていますか?

『うちの旦那は育児家事をしていると主張するが、それがどうしても受け入れられない。ゴミ捨てもしてるし、子どもの送迎もやってるって???いやいや。昨晩ゴミをまとめて新しいゴミ袋をセットしたのも私だし、今朝子どもの登園準備をしたのも私。旦那がしたのはあっちからそっちに、用意されたものを動かしただけ!!!』

確か大体こんな内容だったと思う。賛は、同じ立場で奮闘する母親からの同意の声。否は、「子どもは『もの』じゃない」という意見。

……はぁあぁぁ???

「子どもは『もの』じゃないだあ???こちとら母親、んなこたぁ重々々々わかってんだよ!文脈を読みなさいよ?想像力を働かせなさいよ?!SNSで物事を発信する時は、いかに簡潔な文章で自分の想いをその場に残すか、人に届けるか。読み手が着目すべきは発信した人の想いでしょうがぁ!!」

……ぜぇ…ぜぇ……。…まぁ、私はこんな世界観に疲れて、Twitterはほぼ見ないんですけどね。SNSに限らず、現実世界でもいませんか?前提条件を見ずに、相手の放った一言に対して鬼の首を取ったように顔を真っ赤にして怒り狂う人。

……。「子どもは『もの』じゃないだぁ???うんたら~かんたら~」……。そう、…それです。私がついさっきやった発言も、それです。いや、あの。これをね、Twitterで発信した本人や不特定多数に、怒鳴り付けたらダメだよっていう話をね、したいんですよ、うん。……ごめんなさい。

「事件」でなく「事故」。我が家の夫婦喧嘩解決のメソッドはこれ

思えば我が家の夫婦喧嘩も、大抵途中でそういうパターンに入る。先にどちらかが失言して、それに対してもう一方が顔を真っ赤にして怒る。そのパターンに突入したら最後、本来交わすべき対話の本筋からはズレたやり取りがバチバチと展開され、お互いの主張が噛み合わなくなる。

我が家が毎度その惨劇をどうやって乗り越えて、関係を修復してきたかというと、起こってしまった衝突を「事件」ではなく「事故」として、2人で協力して処理してしまう。これが1番お互い冷静になれる方法だと(少なくとも私は)思っています。それで今までなんとかやってきました。その汗と涙の結晶、夫婦喧嘩解決のメソッドをここに記します。

1.まずはお互いに「愛情があって発した言葉のやり取りだった」という前提を主張し合います。言い訳だと思われることを恐れずに(思われても良い)。その点に関しては衝突の直後、さっさとお互いに言い合っておいた方がいい。

2.それで解決しない場合は、その後一旦時間や距離をおきます。

3.最後に、自分が歩み寄りたいと思ったタイミングで、「あれは事件じゃなくて事故だった。お互い考えがあっての発言で、仕方なかった。今後同じ様な事があった場合は、こうしましょう」と提案します。

この3段活用です。どう?使えそう?

SNSで炎上が起こるわけ。建設的に話し合う空気はどこへ?

SNSで度々炎上が起こるのは、本来「事故」だったそれが、早々に「事件」に仕立て上げられてしまうからではないでしょうか。政治家や芸能人の失言の炎上も理屈は同じ。息つく暇もなく返される怒涛のリプライや、汚いヤジに、お互いが前提を確認する時間や距離を潰される。すると、次はどうしようなんて建設的に話し合う空気が失われてしまう。

もちろん、有名人の発言は影響力があるから一般の夫婦喧嘩とはまた話が違うとは思う。でもさ、みんな、人間だもの。

冷静に考えれば、幼稚園児じゃあるまいし、一呼吸おきましょうよっていう、ただそれだけの話。SNSの限られた文字数の投稿に対して、頭の中で推敲することもなく秒でレスポンスする行為って、実は自分にもリスクがあります。だって誰だって、後悔はしたくないじゃないですか。言葉尻を捉えて偉そうにバッシングする人って、大概センスないですよ。

とはいえ、現実世界では私もそんなセンスのないやり取りを旦那と繰り広げていることは残念な事実。気を付けなくては。もしも失言してしまったり、失言に対してブチギレてしまった時は、一旦深呼吸です。まずは前提を確認し合いましょう。そしてブレイクを挟んだ後に、各々のセンス抜群な歩み寄りで、起きてしまった事故を華麗に処理してこ。