簡潔に言おう。2021年、私は悪口をやめる。
しかしながら、これでは曖昧すぎる。
きちんと悪口について整理してみることにする。

悪口という薬は副作用が強すぎる。特に経験上、中毒性は厄介だ

悪口の主成分
ブラックな心、口に出さないと気が済まない衝動、ムカついた相手の一言、思う通りにいかないことへの不満、自分と少しでも共通点がある人への嫉妬に似たもの

悪口の効果
・キシリトール入りガムのようにスッキリ爽快感を瞬時に得られる
・悪口を共有することで人とスーっと簡単に仲良くなれる

悪口の副作用
・なんとなく感じる罪悪感、疲労感
・いい人でありたいという願望との乖離
・悪口中、ご飯の味が全く分からない
・万が一、本人に伝わった時の結果は(省略)
・どんどん言いたくなるという中毒性あり

天秤にかけた結果、悪口という薬は副作用が強すぎる。特に経験上、中毒性は厄介だ。つきましては、吾輩、悪口からの脱却をはかるとする。

基準を再確認しよう。竹内涼真さんだったら許せるか、事実かどうか

次に、悪口か悪口ではないかの基準を再確認する。

まず私の大好きな「竹内涼真」さんだったら許せるのに、他の人になると許せないことを第三者に愚痴った場合は悪口としたい。

事実はセーフ。ただし、事実と確定できないものや負の感情や感想が言葉になったらアウト。
つまり、例文「彼は毎日ダッシュで定時退社する。やる気がないとしか思えない」。これは、やる気がないと思うという、事実かどうかは定かではない文言を含むのでアウトだ。そして、竹内涼真さんが同じことをしても、私は許すので、尚更アウトだ。

悪口を言いたくなったら。心の中のデスクトップに入れておく

悪口を言いたくなったときの対応策も用意しておく。まずは、心の中のデスクトップに「やばいやつファイル」を作成しておく。
やばいやつ認定をした瞬間、マウスでぴーっとそのファイルに入れる。これは既に実証済みでかなり効果がある。一度入れてしまえば、今後イライラしたり動揺したりする必要がなくなる。既にやばいやつ認定済みだから。期待を裏切られることはなし!

私は性格上、損をすることを極度に嫌う。
悪口を言った場合のペナルティはマカロンとする。というのも、最近マカロンのサブスクにどハマりしており、毎日乗換駅でルンルンルンルンとマカロンをゲットしている。
もし、悪口を一回でも言ったら、このマカロンは私の胃袋に入れないことにする。家族にあげるのだ。毎日マカロンで頭の中はいっぱいなのに、マカロンを食べられない。こんな苦痛があるだろうか。

以上が、2021年私の宣言だ。
悪口についてこんなにも真摯に向き合ったことはなかった。2021年はマカロンが毎日食べられる日々を送りたい。