私は、今年結婚することを決意した。

でも、以前の私は「お金を家庭に費やしたり、結婚資金に費やしたり今の貯金がなくなる。そうしたら、好きなこともできないくて嫌だから、趣味や習い事などやりたいこと全てやり切ってから結婚しよう」そんなことを思ってた。

私は白か黒でしか考えられない性格だから、そんな風に思ってたんだと思う。

「結婚」は、自分のやりたいことを奪ってしまうこと?

でも、私は親戚と結婚の話になった時あることを言われてハッとした。

「あれをやってから結婚しようとか考えてたら、必ずどちらかがダメになって別れると思う。そして、そういうことで結婚を逃してる人を何人も見てきている。結婚したいなら、思い切って今結婚したほうがいいのではないか」と言われた。

確かに私は小さい頃から、好奇心旺盛できっとこれからもやりたいことがたくさん出てくるのは目に見えている。私自身もやりたいことを全部やり切れなくて、結局結婚を逃すのではないか。そんな風に強く感じた。

結婚したくないのであれば結婚はしないけれど、したいからしよう。そう思えた。

白か黒かではなく、グレーな「結婚生活」があってもいい!

きっと私は、世間の“普通”に囚われすぎていたのかもしれない。周りにはたくさんの友人が結婚して、子供ができて好きなことをする自分の時間がないと言っている。そんな友人の姿を見てきたから「私にはできない」と思っていた。それでも、結婚してすぐに資格を取りに学校に通って、それでも夫婦助け合って生活が成り立っている友人もいる。

私は「普通結婚したら好きなことができなくなる」と母に言われたし、ネットでもたくさんそういう風に書いてるのを見たことがある。それが世間の“普通”なのかもしれない。

でも、私は今は違うと強く感じる。昔は女の人が家で家庭を守ってくることが“普通”で、そこから時代が変わり、共働き世帯も“普通”になってきた。昭和、平成、令和と時代と共にどんどん考え方も変わってきている。

もちろん、旦那になる人にも「やりたいことができないなら結婚はできない」と伝えた。「子どももすぐには欲しくない」とも。

「子どものことも分かったし、やりたいことやっていいよ」と言ってもらえたので、とても感謝している。

もちろんやりたいことをやるにはお金が必要。お互い協力して支え合って、時には寄り添ってやっていかなければならいから大変だとは思う。思い通りにできないことも出てくるかもしれない。もしそうなったら、その時に考えればいい。白か黒かではなく、グレーでもいいんだ。そんな風に楽観的に考えることができてきたと思う。

古い考えのせいで、結婚して「自由」が奪われることのないように

そして時代は変わっても、その“普通”結婚したらやりたいことができない。子どもはすぐに産まないといけないという考え方に囚われている人はたくさんいると思う。もしそういう人がいたら、私がお手本になって後押しをしてあげられる人になりたい。「同じ考えの人がいたら、結婚してからもこんなに好きなことができて幸せよ!」と伝えてあげられる人になりたい。

「もう令和よ? 結婚してから自由にできないなんて考えは古い! 結婚してからも好きなことをやっていくのが普通だよ」と言える世の中になれば嬉しい。

結婚してからも、みんながやりたいように十人十色過ごしたいように生きやすいような時代になっていければいいなと心から願っている。