私の体の好きなところ頬にできるえくぼだ。
生まれた時からあって私の宝物。小さい頃の写真を見ると、どれも笑顔の写真にはえくぼが。

小さい頃はえくぼの存在など知らなかったが、物心ついた頃には可愛い可愛いと言われ育ってきた。
えくぼは私にとってなくてはならないものだ。
小さい頃は自分に自信がなくて自分が好きになれなかった。名前も顔も嫌で、呼ばれるたび、顔が見られるたびに、嫌な気持ちになった。
そんな自分に自信がなかった私だが、えくぼだけは私の自慢だった。

微笑むとできる。そんなことに気付いたのはいつ頃だろうか。
学生時代、笑うこともあったが、悔しくて悲しくて泣けることもあった日々。
そんな時は鏡で自分のえくぼを見ては笑顔を作ってきた。気持ちの整理をするために自分の顔を見てえくぼを見て気持ちを落ち着かせた。
何だか悲しい気持ちも、自分のえくぼで晴れるかと思うと少し嬉しい。

私の幸せのバロメーター。えくぼのおかげで自分を好きになれた

社会人になった今でも、えくぼがあれば自信を持って生活できるような気がする。
職場では子どもと関わる仕事なのでえくぼが役立っている。子どもと過ごすときはなるべく笑顔で表情を見せるようにしている。
大人以上に敏感で繊細な心を持つ子どもにとって、表情は言葉以上に重要なものであることを、この職についてから改めて思う事がある。

えくぼがチャームポイントと言えることも得なことだと思う。すべての人にはないという優越感もある。ある人にしか分からない。
羨ましがられることもあり、母に感謝しなきゃなあといつも思う。
笑っている時はえくぼができ、人を幸せにできる。
私にとって幸せのバロメーターのようなものそれがえくぼだと思う。

笑っている顔が一番。えくぼが私と周りをつないでくれる

自分のことを好きになれなかった子どもの頃。
でも今考えれば自分が嫌いなんて思っていて誰が自分を好きになってくれる。自分を好きになることで相手も見てくれると思うし、より輝くと思う。
そんな事が分かったら自分に少しは自信が持て好きになれるようになった。そういう気持ちは周りにも伝わり、良い人間関係を築けるようになった。
小さい頃は人前で大きな声で笑ったり表情を出せる子では無かった。それでも笑った時に見えるえくぼで表情を判断してもらった幼少期もあり、とても助かった日々だった。

頬が凹み、そのくぼみを手で確かめてみる。自分には見えないが確かにえくぼはある。
笑っている顔が1番だということを知る。
それで人を幸せにできるならどんどん笑って過ごしていきたいと思う。笑顔大切にしてこれからも生活していきたい。
えくぼが私にとっての自慢で、これからも笑い続けていくために共に生きていく。