鏡に映った顔にあるのは、気になって仕方がない一重のまぶた、あこがれの二重の目。メイクやアイプチ、整形で手に入れた「美」は、私のもの? それともほかのだれかのもの? 自信とコンプレックスが交錯するエッセイをご紹介します。

①ちょっと、一重まぶたで何が悪いんですか?(文乃)

あらすじ)世の中には、二重を推奨する言葉や情報があふれている。二重にしたい人が先か、儲けたい企業が先かはわからないが、「一重の何がいけないの?」と一重の私は思う。

②「勝ち組の一重まぶた」ってなんだ? 私の良さは私が決める(お嬢)

あらすじ)一重の自分の目が大好き。「一重なのにかわいい」「勝ち組の一重」と言われても釈然としない。私は何に勝っているの? 

③私は二重の呪縛から逃れて、アイプチするのをやめた(りんこ)

あらすじ)二重はアイプチでつくれる。でも、だれのために、なんのために、こんなにお金と時間をかけてるの? 考えているうちに馬鹿げてきた私は………。

④整形して二重になった私。でも本当は整形前の顔も肯定されたかった(かきあげ)

あらすじ)一重まぶたさえ整形すれば、可愛く生まれ変われると思っていた。意を決して実行した整形だったが、周囲の反応は思いがけないものだった。

⑤「名誉二重」と言われた、私の一重の目(ヒオカ)

あらすじ)一重だけど目が大きい私。切れ長な目を生かすメイクを研究しているうちに、自分の顔を好きになった。世間のいう美の条件にとらわれていたのは自分だった。

以上、自分の顔を好きになりたい気持ちをつづったエッセイ5選の紹介でした!

「かがみよかがみ」には、自分の顔や容姿に対するコンプレックスと悩みからの解放がつづられたエッセイがたくさん寄せられています。「これは私のことだ」と思えるお気に入りの1本があるはずです。ぜひ探してみてくださいね!