2020年は本当に色々とあり過ぎた。
3年半以上交際して2年半程同棲をしていた婚約者と10月に結婚、来年の夏に挙式予定だったのが一気に全て無しとなった。
今まで色んな事が重なって、お別れをする事となった。

彼のお父さんとうまくいかなかった。でも、彼は助けてくれなかった

元婚約者の彼はコロナ禍で仕事が激減していた。彼のお父さんの紹介で慣れない肉体労働系の仕事を掛け持ちするようになった。

ドロドロとした黒い人間関係に巻き込まれ、更に彼は親から自立が出来ておらず言いなりの日々を過ごしていた。

以前より彼のお父さんは私の事が気に入らないとの事で、彼を庇う為に3時間言い合い一騎打ちをしたこともある。

婚約者の親御さんと言い合うなんて、普通なら出来ないだろう。
私は歳上であろうが対等だと思っており、間違っていると思えば言える人間なのだ。

その時は女は出しゃばるな、お前みたいな奴は一生幸せにならないとたくさん言われた。
その時彼は隣でずっと震えていた。

私は助けて貰えないのだと悟った。
私がしっかりすれば何とかなると思った。
当時は彼の親と彼を分離して考えていた為、別れようとまだ思っていなかったのだが結婚前日の事件以来、私は彼に対する想いが変わっていったのだ。

彼も私も、心身共に限界へと近づいていく日々だった

事件というのは精神的に病られた彼が私に襲いかかってきたこと。身の危険を感じ、やむを得ず彼の親御さんを呼んだ。
しばらく彼の実家で過ごしたが、食事は惣菜で全く作らない。お父さんが中心の昭和初期のような時代錯誤な家庭。
私には理解できなかった。

ご飯作り係をすることとなり、寝床がなくテーブルの下に寝転がり寝れない日々。
心身共に病られていきそうになっていた。

これだと私自身がおかしくなると実家へ帰った。
二人で幸せになる為にもまずは彼の自立が必要と思い、話し合ったが行動できずにいた。
私よりも他人の意見は聞いていて、私の存在って何だろうと考える日々が続いた。

私自身が壊れる前に、強く前向きに生きるための決断を

部屋の片付けや引っ越し、式場のキャンセル全て私がした。
彼は仕方ないにしろ彼の家族は何もしてくれなかった。
3万円の手切れ金を渡されて終わり。

もう我慢出来なかった。
これ以上彼を嫌いになって別れたくない。私には冷静に一人で考える時間が欲しかった。

別れを切り出した時、彼は号泣した。
心は苦しかったけども私が壊れる前にやるしかなかった。

別れて数週間だが、未練はそこまで無い。

今後結婚をはじめ、恋愛できるかわからないが、今は仕事をきっちりやるんだと決めている。

いつか良き御縁に恵まれるように私は前向きに生きる。強くなる。