私の今年の目標は「①社労士資格の取得」「②貯金460万円達成」「③体重を48kgまで落とす」の3本立てだ。もちろん全部の目標をクリアしたいが、3つ全ての目標が達成できるとは正直思っていない。昨年も一昨年も3つの目標を立てたが、満足のいく結果になったのは1つだけだった。

 例年であれば目標は3つ。1つ達成できれば合格、2つ達成できれば満点花丸、3つ達成できれば偉業達成くらいの気持ちで新年の目標を決めているが、今年はもう1つ別枠で必ず達成したい目標を立てた。それは「仕事をサボらないこと」。

自宅で仕事ができるわけがない。そんな予感は的中した

 新型コロナウィルスの影響で私の勤務先でも昨年3月から在宅勤務が始まった。正直、悪い予感はしていた。学生時代は自室ではなく、学校や塾の自習室、マックやファミレスで友達と喋りながら課題をこなしていたタイプだ。自室での勉強が捗らないから外部の監視の目がある場所で勉強していたのだ。監視の目が全くない自宅で仕事ができるわけがない。…そんな予感はやはり当たってしまった。

 もちろん努力はした。作業用のデスクや椅子を買い、環境を整えた。1日中家にいるが仕事用の服に着替え、化粧をし、通勤時間にあたる時間帯は散歩をし生活リズムを崩さないようにした。上司は1日中ビデオ通話を繋げてくれ、私の心のケアまで考えてくれていた。在宅勤務のコツが書かれた情報をあさり、できそうなものから片っ端から試してみた。
 それでもわたしの努力は足りなかった。駄目だった。どうしてもサボってしまう。スマホをいじったり、漫画を読んだり、業務に関係ないネット記事に夢中になったり、YouTubeに釘付けになったり…。

 仕事をしない私の社内での信用は0になり、ついでに転職したてで元々少なかった有給休暇も消え去った。有休が無くなったから休む時は欠勤扱いになり給料も減った。仕事での不調は当然のごとく家庭にも影響を及ぼし夫との仲は悪くなった。理由は仕事が上手くいかない私が夫に八つ当たりをしたからで、どう考えても夫に非はない。コロナ離婚は全く他人事ではなかった。

「在宅勤務、いいじゃん」と言われるけど、出社して仕事がしたい

 このコロナ禍で仕事があり、さらに在宅勤務ができるなんて幸せで、「自宅では仕事ができない」「出社したい」というのは私の我儘だと私自信も理解はしていた。私が家で仕事をできれば万事解決なのにできない自分が情けなかった。このコロナ禍でも感染と隣り合わせで仕事をしなければいけない人たちと比べて、なんて甘ったれてるんだろう。

 他のみんなが羨ましい。普通に自宅で仕事ができているみんなが羨ましい。「在宅勤務、いいじゃん」と言われるけど、私にとっては全然よくない。出社して仕事がしたい。この気持ちはあまりわかってもらえない。こんなに恵まれているのにわかってもらおうと思うこと自体が間違いなのかもしれない。2020年の自己評価は最低最悪だ。

いつまでも自己評価最低のままでいるわけにはいかない

 だが2020年は終わった。年が変わるタイミングは物事を変えるのにちょうどいい時だ。いつまでも自己評価最低のままでいるわけにはいかない。全てをコロナのせいにするわけにもいかない。少しずつでも以前の私に復活しなければいけない。そのための1歩が「仕事をサボらない」ことだ。これだけは何がなんでも達成したい。具体的には「業務時間中に仕事用PCの前に向かって業務をする」「仕事中は私用スマホをいじらない」「仕事を関係ないことはしない」。これらは仕事をするうえで当たり前にみんながやっていることだと思うし、コロナ禍以前の出社して仕事に取り組んでいた私ができていたことだ。

 仕事を頑張ればきっと自分に自信が出て私生活も全て上手くいく。夫との仲も元に戻る。そして緩く達成したいと思っている資格や貯金やダイエットの目標も達成できる気がする。何の根拠もないけど、別にいい、気にしない。行動していく。というわけで「仕事をサボらない」これが2021年私の宣言。