私は現在28歳。26歳で結婚したので、人妻歴は二年半だ。
私は元々全国転勤での仕事で、地方を転々としていた。
全国転勤時代は一年に2回引っ越したこともある。南から西へ…そして東へ…。ほぼ段ボールを開けていなかったから、助かった。荷解きが億劫になるほどの激務だったので、仲の良かった同期はみんな転職していった。
私はというと、激務に文句をブー垂れながらも、与えられた環境でやりがいを見いだせてしまうタチなのと、両親から「やり始めたら、形になるまで続けなさい」と育てられた為か、意地でもなんとかこの会社で形を残そうと仕事を続けていた。

夫と出会ったのは、全国を転々としていた、転々のて、くらいの時。会社の先輩だった。が、彼は早々に会社を辞めてしまう。私がもー辞めてしまいたい!と文句を肴に、毎晩酒をがぶがぶ飲んでいる間、きっちり準備をして転職していったのだ。なんちゅーこっちゃ。

パワハラに病む私を抱きしめるために来てくれた彼の衝撃の告白

と、思いきや、地方からの転職活動で貯金が底をつき、転職先で極貧生活を送っていた。ことも私には言わず、私が人生で初めてのパワハラに病んでいる時に、関東からわざわざ私の住む地方まで私を抱きしめる為だけに来てくれた。
かと思いきや、私が彼の元へ引っ越す前日に、リボ払いが全然減らない…という、寝耳に水な告白をしてくる、本当に面白い人です。(無事、払い終えました。皆さんも気をつけましょう。)

私の愚痴聞きもしてくれるし、自分の愚痴や、今日失敗したことなんかもさらけ出してくれる。
一つの会社に齧り付いてやるぜっていう私とは正反対で、その後もう一度転職をして、着実にスキルアップしながらも一つのところに留まらず、社会人として自分を磨き続けているところも尊敬できる。
ラーメンを食べる時も、焼肉を食べる時も、お酒を飲む時も、かまととぶらなくていっぱい食べるところが良い!って甘やかしてくれる。
私の想像を、良い方にも(程々にしてほしいが)悪い方にもどんどん超えていくし、私だったなら選ばないであろう選択肢も全然選ぶし。ハラハラする時もあるけれど、どんな風に転んでも、起き上がった時、人生がすごく面白いことになってる。

この人となら、人生戦っていけるなと思ったから、私は結婚することにした。

収入は減り出世街道から外れても、自分の未来が楽しみになった

「結婚、どう思う?」という問いに対して、人それぞれだと思いますなんて大前提は横に置いた私の感想は、独身の時より人生楽しくなってるなっていうことです。
もちろん、一緒に暮らすにあたって全国転勤を辞めたので、収入は減ったし、会社の中で出世街道から外れたなっていうのは感じる。(くそったれって思う。)
でも、独身の時より自分の未来が楽しみになったし、自分が自分らしく生きてるなって思う。そして何より、彼がこれからどんな風に生きていくのかが楽しみで仕方ない。そう思える人と出会えた幸運に、感謝、感謝。

入籍の際、彼から貰ったメッセージカードに書いてあった言葉が、私たちの結婚を一言で言い表していると思う。
【いつまでもベストカップル&ベストフレンド!】