仕事に喜びが見出せていない
仕事が楽しい人なんているのだろうか?
と思うほどに、私は仕事に喜びを見い出せていない。
月曜日から金曜日までは心を殺して、朝早くから出勤する。
帰る頃には外は暗くなっており、社会人になってからは青空を眺める機会もずいぶん少なくなったように思う。
せっかく定時で帰れても、家でゲームをする気力すら起きない事がほとんどだ。
デスクワークなので肩や腰が痛くなるし、目も疲れていてゲームをすると気分が悪くなってしまうから。
そしてストレスのせいなのか、健康に悪いものを食べ過ぎてしまうことも多い。
平日の夜は特に、野菜よりも甘いものが食べたくなってしまう。
休日は外出する気も起きず、家でゴロゴロしていることが多い。
休みの日くらい満足するまで眠りたいけれど、仕事の日に起きる時間と同じ時間に自然と目が覚めてしまう。その分、休日を楽しむ時間ができるから、いいことなのかもしれないが、自分の体まで仕事に支配されてるような気がしてしまう。
本当は働きたくない。けど生きていくためにはお金が必要
働きだしてから、仕事を辞めたいと思う瞬間が何度もあった。
なんなら毎朝思っている。
だけど辞めたらこれから生活していくお金がない。
だから、どんなに働きたくなくても辞めるわけにはいかないのだ。
転職したいわけじゃない、私は「働く」ということ自体が嫌いなのだ。
周りに気を遣って、自分の気持ちを押し殺して、時間も気力も仕事に捧げる行為そのものが。
私にとって仕事をするメリットは給料くらいしかない。でも給料だってそんなに多くない。
ボーナスはあるけど、月の手取りは14万円。
実家がなくて一人暮らしなので、ボーナス以外は貯金できないし、毎月ギリギリ生きれるくらいの給料で働かされているんだなと思う。
自分が高卒で学歴もなく、稼ぐスキルがないことにも嫌気が差すし、学歴で給料が変わるのも理不尽だと思う。極端な話、大学で4年間遊んできた人と、高校を卒業してから仕事の経験を積んできた人では、大卒の人の方が給料が多いのは納得がいかない。これが学歴社会というものか。
働きたくない。
これは、自己中心的な考え方かもしれない。
たくさんの人がやりたくない仕事を頑張ってくれているから、便利な生活ができている。
でも、生活に困らない十分なお金があったら、それでも今の仕事を続けるという人はどれくらいいるのだろうか。
稼ぎ続けなければ生きられないなら、働き方を変えたいと思った
私はしばらく今の仕事を辞められない。
辞めたい、辞めたいと言いながらも、だらだらと今の仕事を続けていく。
タイミングが悪いから、世の中が不景気だからと言い訳をしながら。
でも、目標ができた。
それは自宅で働ける仕事をすること。
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が推奨されているこの時代なら、そんなに現実離れした目標というわけでもないだろう。
実際にコロナの時代になって、私も在宅勤務という選択肢があることを知ることができた。
働かないと生きていけないなら、せめて働き方だけでも変えたいと思った。
そのためには新しいことを勉強したり、情報収集したり、たくさん努力をしなければいけないだろう。
仕事関係で目標ができたのは初めてなので、数年以内には実現したいと思う。
こうしてエッセイを書いているのも、文章を書く仕事が自分に向いているのかを確かめるための挑戦だったりする。
私はこれからも今の仕事を続けつつ、在宅勤務のスキルにつながる挑戦をしていこうと思っている。