あなたの近くにいたい。あなたとの出会いが、どんな感じだったっのかをふと思い出してみる。
共通の知り合いを通して、出会ったんだったっけ。あなたと初めてお話をしたとき、不思議な人だなって思ったのを覚えてる。
私の「あなたへの気持ち」は、いつの間にか一方通行になっていた
私たちの関係は曖昧な始まり方をしたけれども、あなたとたくさんの日々を一緒に歩んでいく中で、たしかにそう思ったの。そう思いながら、あなたのことをたくさん考えていたのになんでだろうね。
あなたに会いたい、触れたいという気持ちばかりが大きくなっていって、その気持ちはいつしか一方通行なものになり、最終的には私のエゴだったのかもしれない。いつから、私たちこんなにすれ違うようになったんだろうね?
あなたと一緒にいられて嬉しかったのに、その気持ちはあなたに伝わっていなくって、私の傍にいて欲しい気持ちも伝えられない、伝わらない。自分のことで精一杯だったね、お互い。
徐々にあなたと目が合わなくなっていくのに不安が募り、そんな不安が私の中で独り歩きし始めて、だんだんと気持ちがすれ違い、胸がキュッとなってあなたに会いたくって、触れたくって、でも出来なくって、モヤモヤしてばっかだった。
そんな日々があなたにとって、息苦しいかったんだろうね。だって、私も息苦しかったから、分かるよ。息苦しかったからこそ、早く解放されたかったんだろうね。
勇気をだして「さよなら」を伝えてくれてありがとう
伝わらない、伝えたいことばかりだったけど、感情表現が不器用な私を受け入れてくれて、本当にありがとう。勇気をだして「さよなら」を伝えてくれてありがとう。
伝えてくれたから、私も気持ちを整理して決意したの。あのね、私もあなたの傍にいるとダメになっちゃうから、あなたから少し離れてみることにしたの。離れて、あなたの居ない世界に目を向けて、飛び込んでみることにしたの。
けど、そこで何も見つからないかもしれない。やっぱりあなたがいてくれたら、なんて考えちゃうかもしれない。
だけど、少し離れてみたら今まで見えてこなかった何かが見つかるかもしれない。そんな可能性を探してみることにしたよ。
見つかるかな、見つかる気がするな。見つかったら、あなたのこと忘れられるかな。あなたにさよならを言われたときから、そんなことばかりが頭の中をぐるぐると回っていたけど、最近ね、少しだけ前に進めたんだ。
あなたの居ない世界で息をして、人達の幸せを願いながら過ごしている
亀みたいなスピードだけど、確かに、確実に、毎日を一歩一歩進めてるのを実感してるよ。
あなたの居ない世界で、私は息をして、あなたや私自身を含めた人達の幸せを願いながら、日々を過ごしているよ。
もしかしたら、もうあなたが居なくっても私は大丈夫なのかも。うん、大丈夫。大丈夫だから、最後に会うわけじゃないし、会うつもりもないから、だからこそあなたに届くくらい大きな声で何か伝えたいな。もう伝えたいのに伝えられないような私じゃないから。何がいいかな。
「さよなら」だけど、少し違うこの気持ち。
私からあなたにはありったけの「ありがとう」を言うよ。でも、ほんの少しだけ「またね」の気持ちを添えて。