私は中学生の頃から、生理が重かった。生理が辛いのは普通だと思っていたし、周りに生理で学校を休んで「生理ごときで大袈裟だ」と言われているのを見ていたから、どれだけお腹が痛くても、どれだけ貧血になろうとも学校を生理で休むなんて駄目だと思っていた。

生理の痛みだって、痛みに耐えられる度合いだって「個人差」がある

年々増していく生理痛。高校に入ってからは、とうとう生理で学校に行くことも出来なくなってしまった。部活も生理が来ると休んでしまい、顧問の先生は何も言わなかったが、チームメイトや外部の女性コーチには「私だって生理辛いのにがんばってる」「生理で休むなんて大袈裟だ」「辛い中やってる人はたくさんいる」と言われ、“生理を理由に逃げる人”というレッテルを貼られた。

なぜ私の生理痛を体験したことがないのに、そういうことが言えるのだろうと思った。痛みに個人差があることを分かってほしかった。痛みで立ち上がれなかったり、出血過多で貧血になり倒れたり、気持ち悪くなって吐いたりした。

私は、医師から子宮腺筋症と告げられ「子宮環境が悪くて着床はしづらくなる、妊娠できたとしても早産や流産の可能性が高くなるからね」と言われている。だから、生理痛は人それぞれ違うことを分かってほしい。私の辛さ、分からないくせに。

生理痛が辛い中、頑張っていることは本当にすごいと思うし、尊敬する。だからといって、そのことを私にまで押し付けないで欲しい。痛みだって、痛みに耐えられる度合いだって、個人差があることを分かってほしい。

気軽に婦人科に行けるようになった世界は、きっと今より明るくなる

そして、中学の時の自分のように、生理痛は辛いのが普通だと勘違いしないで欲しい。私が将来子供が望めなくなる可能性が高くなってしまったのは、その勘違いで病院に行くのが遅くなってしまったからだ。

婦人科の病院に行くのが怖い。生理痛で病院に行くなんて大袈裟だ。そう思っているかもしれないが、私はそう思わせる世間を変えたい。気軽に少しの違和感で婦人科の病院に行けるようになった世界は、きっと今より明るくなると思う。

私のように手遅れになることはないだろうし、手遅れになったことで、親に「そんな身体に産んでしまってごめんなさい」と泣きながら謝られることもなくなる。「早めに分かってよかったね、これから治療頑張ろうね」って言葉が増える世の中になると思う。

私は小さな頃から、幸せな家庭を築くことを夢見ていた。子供は2人で4歳差が良いと、小学校の授業で作った人生設計ノートに書いていた。幸せな家庭を築く夢は、多くの人が描くものかもしれない。もし、婦人科の病院に気軽に行けたら、多くの人のそんな夢が叶う。私はそんな世の中にしたい。

生理痛が辛い時でも「頑張るのが普通」と思っている世間を変えたい

気軽に婦人科の病院に行けるようになったら、次は生理痛の中、頑張るのが普通だと思っている世間を変えたい。症状は人それぞれだが、1週間近く下半身から出血をし続けている訳で、あまりにも正常時よりかけ離れた身体の状態である。ただでさえ生理中は身体的にも精神的にも負荷がかかっていることが多い中、頑張るのが普通だというのは頑張りすぎているのではないか。

もっと休んで良い。自分の身体は一つしかないのだから、もっと大切にしてほしい。私はそんな世の中にしたい。

そんな世の中に変えるには、どのようにしたらいいのだろうか。それは一人一人が自分に優しくなることで、実現するものだと考える。

そして、周りがそれを認めることである。誰かが生理中で休んだとき、「生理辛いよね、しっかり休んでね」と言えるようになると、もっと世の中は私たちを優しく包み込んでくれるはずだ。