生理。それは月に一度、女性にとって厄介なものであり、大切なものでもある。

生理中は、心身ともに体調が悪く、トイレに行く時も生理用品を交換するため、時間がかかる。私の勤務先は生理休暇がなく、生理痛が辛い時は、痛み止めの薬を飲んで我慢して仕事をする。また、私はサービス業に勤めているため、トイレはなるべく早く出なくてはいけないため、あまり時間をかけて入る事が出来ない。

初めて「生理」が来た時はびっくりして、違和感やぎこちなさを感じた

生理中は、パートナーには優しくしてほしい。ホルモンバランスが崩れてイライラしたり悲しい気持ちになったり、情緒不安定になっているから、喧嘩をしてしまったり、急に泣き出してしまう事が増える。

そうならないために、私から生理予定日を伝えて、「今日は生理だから優しくしよう」と、パートナーには気を遣って接して欲しい。

初めて小学6年生の時に生理が来た時は、びっくり、違和感、ぎこちなさを感じた。いつもとは違う。いつもより歩きにくい。歩くたびに生理用品のかさつきが気になる。

体育の授業で、思いっきり踏み込んで跳び箱が飛べない。トイレで生理用品を交換する時のカサカサとした音が気になる。いつも通りの私が発揮できなくて、厄介で邪魔な存在だ。

だけど、初めて生理が来た日に、おばあちゃんが赤飯を炊いてくれた。正直恥ずかしかったし、これはおめでたい事なのか? こんなに不要だと感じている事なのに? と、疑問でしかなかった。

生理は煩わしくて邪魔な存在だけれど、女性にとってありがたいもの

煩わしくて邪魔な存在だけれども、女性が妊娠、出産する為に必要なものだということも分かる。最近はテレビやSNS等で、生理特集が組まれる事が増えて、生理に関する知識を得る機会が増えた。

生理周期が不規則だったり、月経過多や期間が短かったり、婦人科の病気が発覚したり。閉経してやっと解放される! と思っても、生理がなくなった代わりに、体調を崩す人もいて。

生理は病気を教えてくれたり、体調管理の役目を果たしているのだと分かってからは、女性にとってありがたいものなのかなと、少し思うようになった。

生理中は無理をせず、心身ともに労われるような世の中になってほしい

私は生理中、仕事の日は痛み止めの薬を飲んで体調不良を我慢して働いているが、休みの日はなるべく自宅で過ごすようにしている。

イライラを抑える効果があると聞いて、ハーブティーを飲んだり、好きな音楽を聴いて大きい声で歌ってストレス発散したり、好きなチョコレートやグミを食べたり、食事を済ました後に昼寝をしたり、自分が好きな事をして過ごしている。

生理は体調不良や集中力に欠けたりと、仕事に支障をきたす事もあるので、辛い時は有給休暇を取得することと同じように、生理休暇を取得する事が当たり前の制度になって欲しいし、自分のパートナーだけではなく、世の中の男性達にもっと生理のことに関して知って理解して欲しい。

生理のメリットやデメリットを把握して、女性だけではなく、男性もデリカシーやセクハラやパワハラ等に繋がる発言や考えや偏見がなくなり、問題を解決し、心地よく楽しく過ごせる世の中を、みんなで強力して作っていきたい。